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「海老チャーハンのハーフが欲しい。お金は払う」と女性客→「料金も半分じゃないと納得できない」と会計時に揉める

画像はイメージ

無茶な要求を押し通そうとする客に店員が手を焼いている場面を見たことはあるだろうか。神奈川県の40代後半の男性(サービス・販売・外食)は、中華料理店に勤めていたとき、こんなクレーマーに遭遇したことがある。

「チャーハンは五目チャーハン、海老チャーハン、蟹チャーハンと用意をしておりました。一般的な五目チャーハンだけハーフサイズを用意しておりました」

海老チャーハンと蟹チャーハンにはハーフサイズがないが、そのことで一悶着あったらしい。(天音琴葉)

「半分の量だから半分払うのは当たり前だ!誰もタダにしろとは言っていない」

家族で来た客のなかに70代と思われる女性がいた。この高齢女性が注文の際に、「海老チャーハンのハーフが欲しい」と駄々をこねたのだった。そこで男性は次のように説明した。

「当店には海老チャーハンハーフは用意しておりません。残ったら持ち帰りもできます」

しかし高齢女性は、「残すのはもったいないからハーフで作ってほしい。お金は払う」と言い引かなかった。止むを得ず男性は、海老の量を変えずご飯の量を半分に減らすようにとキッチンにオーダーした。高齢女性は喜んで食べてくれたのだが……

「レジにて『半分のサイズなので料金も半分じゃないと納得できない』と騒ぎ出しました。残すのがもったいない、お金は支払うと言いましたよね?と伝えると、『半分の量だから半分払うのは当たり前だ!誰もタダにしろとは言っていない』と支離滅裂な言い方(だった)」

「半分の量で作りますが一皿分のお代をいただきます」と男性ははっきりと注文の際に伝えたのだろうか。伝えていないとしたら、互いの認識がずれていたのかも。きちんと伝えたのに、あとから覆されたのなら男性が怒るのは当然だ。

「レジにも人が並んでいたので980円のチャーハンから200円値引きしてレジを終えました。後ろで家族も、『お母さんやめなよ!』と、止めていましたが年配になると頑固になるんですね」

こういうとき家族は、他人のふりをしたくなる。200円引きで済んで、この場にいた誰もが正直ほっと胸を撫で下ろしたことだろう。

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