面接は求職者を判定する場ではあるが、説教や批判をする必要はないはずだ。ところが、青森県に住む40代前半の女性(医療/パート・アルバイト/年収100万円)が「4~5年前に医療事務の面接をした時」のこと。面接官から
「あなたは何のためにこの学校に入ったの?」
などと一方的に責めたてられてしまった。(文:真鍋リイサ)
「私の経歴の話からだんだん言い方や態度が変わってきました」
その面接官は、面接日時の連絡を電話でくれたときには「とても話しやすくていい感じの方」だと思っていたと女性は振り返る。ところが、
「いざ、面接の日。初めは問題なく進んでいたかと思ったのですが、私の経歴の話からだんだん言い方や態度が変わってきました」
女性の経歴に何か気に障る点があったのか、面接前とは別人のような詰問口調が始まった。
「あなたは何のためにこの学校に入ったの?何を学んできたの?そんなのにお金出した親がかわいそう」
一方的に責められた女性は、当時の心境をこう明かす。
「確かに、その学校を卒業して何も活かせないまま就職したので、親には迷惑かけましたが、そこまではっきり言われてしまうと……」
たとえ経歴に不満を感じても、仕事の面接で「親がかわいそう」とまで言う意味はないだろう。
「私だけならまだ良かったのですが、親がかわいそうと言われてショックでしたね。他にも言われた事はあったのですが、今となっては忘れてしまいました」
他にも人格否定する発言があったのだろうか。「ただ、あたしそのものを全否定されて帰ってきました」という言葉から、相当ひどい暴言を浴びせられたことが察せられる。むしろ就職せず良かったと言えそうだが、女性は当時の辛さを振り返り、こうつぶやいた。
「ただただ辛い時間でした」
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