この男性は、「会社側の、このアプリの使い方がおかしいです」と訴え、次のように例を挙げた。
「まず『お弁当の注文』をこのアプリを使って行い始めました。まあ良いのですが、毎日弁当持参の私からすると毎日毎日『お弁当を注文しますか?』というメッセージが届くのは面倒くさいです」
本来の目的とは異なる用途で使われているという。便利だと思っている人はいても、男性のように煩わしいと感じる人もいることだろう。
災害用としても一応機能しているようだ。「気象情報で警報がでたらメッセージが自動で届く」が、
「私が住んでいる地域以外の気象情報も届くため、これもいらないです、正直うざい。台風が来てる時は一晩中メッセージが届いてます」
と男性は批判した。一方で地震の際には、
「いざ地震が起きて緊急アラームが鳴った数分後に『地震発生』と言う連絡が来るのも馬鹿みたいです」
と男性の不満が止まらない。しかもアプリを入れた目的であるはずの「安否確認のメッセージが送られて来なかった」と明かし、
「え?これが目的で登録させたんだよね? と全員が疑問に思ってました」
と衝撃を受けたようだ。色々な使い方をされた結果、今ではメッセージが届いても「どうせ気象情報だろ」と思い、アプリすら開かなくなった人たちが大勢いるそう。
「緊急連絡網の訓練があったのですが、この訓練メッセージが流れた時も、大多数がアプリを開かず、全く訓練にならなかったそうです。上層部もほとんどがアプリを開かなかったそう。なにかやった気になって自己満足してるだけだなと、とても面倒くさくなります」
さまざまな災害リスクが高まっているなかでは問題であるように思うが、このように形骸化している制度やルールはどの職場にも意外とあるかもしれない。
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