上司に対する不満が、会社への幻滅につながることもあるようだ。外資系IT企業に勤めている40代女性は、「この会社はダメだ」と思う理由を次のように挙げた。
「新しくやってきた上司、しかも部長職として来られたので、相当できる方かと思ったら、そうでもなく……」
女性はこのあと、新しい部長について次々とダメ出ししていく。(文:天音琴葉)
自社製品名を間違える、書類確認しない…
「何かを伝えてもすぐ忘れる、本社から役員がきたら、呼ばれてもないのに、出社して接待に精を出す。何か質問しても、自分の答えにくいことは、既読スルー、どうでもよくて、だれでも簡単に答えを出せるようなことには、即答」
部長はゴマをすることに余念がない様子。そのため、ほかの部署からも「あの人、何しているんですかね」と疑問視する声が上がっているという。
当然この部長にも上司がいるわけだが、何のお咎めもない理由を女性は次のように推測する。
「当社は、在宅勤務が8割なので、それぞれの働き方がブラックボックス化していて、かつ外資系なので、彼の上司も外国にいるため、あまり管理もされてないのでしょう」
理由はさておき、これでは部下たちの不満は募る一方だ。するとついに何人かの社員が痺れを切らし、部長の上司に「あの人、ミスが多いけど、なんで改善されないのか」と直談判した。ところが……
「改善されなかったとき、あ、この会社、できない人が守られる会社なんだと思い、この会社だめだなと思いました」
と女性はこぼし、部長に対する不満をこう続けた。
「そもそも、英語も微妙。いつも、レスポンス遅い。当社の製品名も間違える、書類確認しない。仕事をぐちゃぐちゃにだけするって、新卒以下では?」
みなさんも自分の上司にダメ出ししたくなることはあるだろうか。