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面接官「夜勤もやってくれ」 求人票にない滅茶苦茶な条件を言われて「辞退しました」という女性

画像はイメージ

求人募集しても人気のない職種がある。しかしだからと言って、研修などの名目で、別の職種に応募してきた人を無理やり働かせたらいけない。

投稿を寄せた静岡県の40代女性(福祉・介護)は、ある福祉施設の面接を振り返った。社会福祉士、精神保健福祉士の資格に加え、10年ほどの実務経験もあったことから「相談員(ケースワーカー)」の求人に応募した。

「ところが面接官は『最初の3年は介護をしてもらうから』と言いだしたのです」

ケースワーカーと介護の仕事は別物だ。しかも女性には介護の経験はなく、戸惑ったのも無理もない。「できるだけ」と答えるにとどめた。(文:天音琴葉)

「本来の仕事につくまでに辞めてしまうと思います」→事務員「私もそう思います」

そもそも3年は長すぎる。思わず、「3年ですか?」と聞き返した女性に、面接官はこう答えた。

「相談員の仕事をするのに3年は介護をしないと、つらくて潰れてしまうから」

だがこの回答に「真逆ではないか」と疑問を抱いた女性。理由をこう説明する。

「社会福祉士や精神保健福祉士は介護の勉強をほぼしません。社会福祉制度や公的扶助を学び、職場で生かすために国家資格までとっているわけです。介護の仕事をするには介護福祉士という専門がいます」

至極真っ当な言い分だ。また「介護がとても大変な仕事であり、腰をやられてサポーターを巻いてオムツ交換をしている方を多く見ていたので、自分にできるとは思えませんでした」とも。それなのに3年も介護職に就いたら、ケースワーカーになる前につらくて潰れてしまいそうだ。だが面接官は引かなかった。

「『長く勤めてもらうには介護から入らないと』と念押しするのです。しかも『夜勤もやってくれ』と。当時子どもがまだ小さかったので、夜勤は考えられませんでしたし、介護現場の大変さをわかってから相談員に、というなら一週間程度の研修でも十分です」

介護人材が集まらないという問題が背景にあるのだろう。だが他職種に応募してきた人に無理強いはいけない。

「面接のあと採用と言われましたが辞退しました。電話で事務の方に『相談員に介護を3年させたら、慣れない仕事で疲れて、本来の仕事につくまでに辞めてしまうと思います』と伝えたところ、『私もそう思います』とため息をついていました」

施設側もわかっていて無理を要求していたようだ。それだけ介護人材の不足が深刻ということなのだろう。

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