この反応から察するに、誰もが知る有名大学出身だったのだろうか。あるいは、仕事の内容でも大学の専攻でもなく場所を聞いてきたこと驚いたのか。呆気に取られる男性に対し、面接官は続けざまに質問をぶつけた。
「畳み掛けるように『勉強嫌いなんですか?』さらに『給与はいくら欲しいですか?』と聞かれた」
どういう脈絡で勉強嫌いと決めつけたのか。想定外のちぐはぐな質問が飛んできたようだ。給料については、こんなやりとりがあった。
「『最初はいくらでもいいです。入社後に評価してください』と返すも、具体的な金額言うまで終わらないキャッチボール。結局前職の給与言うと、『じゃスタートはそこで』と言われた」
男性は努めて誠実な回答をしたが、面接官の姿勢はどうも適当な雰囲気だ。この面接をどうにか切り抜けた男性は、そのまま採用され働き始めた。
しかし給料明細に目を疑った。
「実際の振込額は年収で100万円マイナス。 問いただすと、採用通知が間違ってるとの事」
「年収で100万円マイナス」ということは、月収では8~9万円ほど低かったのだろう。そもそも、給与に関する記載を間違えることなどあり得るのか。会社のずさんな管理が察せられる。
しかも、同僚のなかには同じような「被害者」が他にもいたという。これを知った男性は、会社を見限り「退職しました」と語っている。
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