「上司・先輩とのカラオケが苦手」が7割 理由は「何を歌えばよいか分からない」「音痴だから」
調査は首都圏の30~60代の男性会社員400人を対象に実施。上司や先輩とのコミュニケーションで苦手なものの1位は「ゴルフ」(80.8%)、2位は「麻雀」(78.1%)で、「カラオケ」(66.8%)は3位だった。「飲み会」(47.8%)よりも高い結果となっている。
ゴルフや麻雀には道具やルールの知識が必要になるため、誘われる機会もあまりないかもしれないが、カラオケだとそうもいかない。カラオケが苦手な理由を聞いたところ、最も多い回答は「何を歌えばよいかわからない」で40.8%だった。
「音痴だから」(29.6%)、「無理やり歌わされる」(26.6%)といったその場自体が嫌いという理由も。しかし、「上司・先輩が歌っている曲が分からず盛り上がれない」(16.9%)という回答もあがっていることから、調査元は「上司・部下間でのジェネレーションギャップが苦手意識の原因として考えられます」と分析している。
ちなみに、役職が部長クラス以上の人を対象に「部下が歌ってくれたら嬉しい曲」を聞いたところ、「80年代のヒット曲」(47.9%)がトップ。以下、「90年代ヒット曲」(43.8%)、「70年代ヒット曲」(31.3%)、「いわゆる昭和の名曲」(25.0%)と続いた。
役職が高い人ほど「カラオケが出世につながった」と感じる人が多い傾向
さらに、昭和の懐メロ好きな上司を対象に、「部下・後輩に歌ってほしい歌手」を聞いたところ、トップは「テレサ・テン」(45.6%)で、石原裕次郎(30.0%)、欧陽菲菲(25.6%)と続いた。
そこまでして、上司や先輩に気を遣う必要があるのか疑問もあるかもしれないが、カラオケがプラスに作用する面もあるようだ。「カラオケがきっかけで昇格・出世に繋がると感じたことがあるか」を聞いた質問では、一般社員では3%だったものの、役員クラスでは14.3%、経営者では15.4%に。「役職の高い人ほど、有効的だと答える人が多い傾向が見られた」という。
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