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上司が責任逃ればかり考えていたら部下はやってられないだろう。投稿を寄せた50代男性(素材・化学・食品・医薬品技術)は、トップが直接指揮をとる現場で、あまりにも無責任な振る舞いに翻弄されてきたという。(文:長田コウ)
たとえばトップ自身が打ち合わせに参加しても、関係者への指示は常に曖昧。業務を進める上で必要な前提条件を確認しても、明確な回答は得られなかったそう。
「『指導』というスタンスで関与してくることが多くありました」
そのため、男性が自ら調査や整理を行い中間報告を上げるも、反応がない。結局、現場が自己判断で進めざるを得ない状況が続いていた。理不尽なことはこれだけではない。曖昧な指示のせいで不都合が生じても、上司は自身の非を認めないのだ。
「判断を示さなかった側の問題ではなく、部下の理解不足や至らなさに置き換えられ、『指導』というスタンスで関与してくることが多くありました」
判断基準を示さずに結果だけを求め、うまくいかなければ部下のせいにする。これでは建設的な改善など望めるはずもなく、男性の精神的な負担は大きくなる一方だった。
「本来トップが判断すべき内容を疑問形で指摘され…」
さらに、この上司の外面の良さも男性を苦しめたようだ。客先の工程見学など外部対応が発生すると、急に関わっているふりを見せる。だが「詳細が固まっていない部分を取り繕うことに終始し、実務的な対応はすべて部下任せでした」と、中身が伴わないパフォーマンスに呆れる。
最も現場を疲弊させたのは、提出期限の直前になって入る「後出し」のチェックだった。
「何ヶ月も前から進めてきた業務について、提出期限直前になって初めて確認が入り、本来トップが判断すべき内容を疑問形で指摘され、明確な結論が示されなかったことです」
振り回され続けた男性は、「このような状況に強い限界を感じました」と、素直な心境を書いている。
実務を担う部下にとって、決断できない上司ほど重荷になるものはない。自分の保身ばかりを優先するリーダーの下では、組織の士気が下がるのも無理はないだろう。
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