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高校生が嫌いな科目1位は数学・英語 「わからないのはお前だけだ」教師の冷徹な一言に絶望も

高校生に「嫌いな科目」を1科目選んでもらったところ、「数学Ⅰ~Ⅲ」と「英語コミュニケーション」がそれぞれ18.3%で同率1位となった。次いで、「化学」が12.5%、「英語論理・表現」が10.6パーセントと続いた。積み重ねや理解に時間を要する科目に苦手意識が集中している。

しかし興味深いことに、嫌いな科目で上位となった「数学Ⅰ~Ⅲ」は、同時に「好きな科目」ランキングでも25.0%を集めて最多となっており、「英語コミュニケーション」も17.3%という結果だ。

嫌いになった最大の理由は「授業の内容についていけなくなった」が39.4パーセントで最多となり、「テストの点数が悪かった」の30.8%を上回っている。数学については、「二次関数」や「三角関数」といった数式が複雑化する単元でつまずく生徒が多く、一度のつまずきがその後の理解を妨げる、ドミノ倒し現象が起きているようだ。

英語においても、文法そのものより「英作文」や「スピーキング」といったアウトプットへの苦手意識が強く、周囲と比較される場面が「嫌い」に直結している様子がうかがえる。

教師からの一言が心理的苦痛になることも

今回の調査で注目すべきは、感情と成績の乖離だ。嫌いな科目の成績について自己評価を聞くと、「よくない」「あまりよくない」という回答が計57.7%と過半数だったが、一方で「普通以上」と回答した生徒も42.3%にのぼった。

嫌いな科目であっても義務感や将来への不安から懸命に食らいつき、なんとか平均的な成績を維持している生徒が4割以上存在するということだ。

心理的苦痛を増幅させている背景には、授業中のプレッシャーや周囲との比較などがありそうだ。自由回答では、以下のような声が寄せられた。

「わからない問題を問われて『わからない』と答えたら、教師から『わからないのはお前だけだ』と言われた」

「音読を終わった人から座る方式で、自分が最後の方だったのでスピードが遅いと痛感した」

「ゲームや動画を見るときに英語の知識が必要となる場面があり……」

一方、科目を「好き」になるきっかけとしては、2人に1人が「テストで良い点が取れたこと(50.0%)」を挙げ、次いで「問題が解けて楽しいと感じた(36.5%)」が続いた。自由回答では、趣味とのつながりや悔しさバネに好きになったという声もあがった。

「ゲームや動画を見るときに英語の知識が必要となる場面があり、それで興味を持って学習をしたら好きになった」

「3年秋に手付かずだった物理を全振りでやったら解けるようになって楽しかったのと、先生に『もっとも寝てる』って言われて火がついたから」

最後に、「嫌い・苦手な科目について、もし〇〇だったら『嫌い・苦手』にならなかったかもと思うこと」について、こんな声が寄せられた。

「先生が面白かったらもっと頑張れた」

「先生との相性がもっと良かったら成績が良かったと感じる」

嫌いになるきっかけが失敗体験による挫折であるのに対し、好きになるきっかけは成功体験による達成感が大きく影響しているようだ。

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