しかし、ようやく生活が安定してきたタイミングで、子どもたちが受験期を迎えた。これまでの低収入や生活の赤字、住宅ローンのせいでまともな蓄えがなく、JASSOの奨学金を頼ろうと申し込んだところ、予想外の判定が下った。
「年収基準で2種の有利子しか利用可とならなかったのだ。たまたま、ここ数年の年収基準で1種は無理と」
無利子の1種が利用できず、有利子の2種しか認められなかったことに、男性の怒りは収まらない。
「ふざけるな!これまでの標準報酬月額の平均を見てみろよ!と言いたい」
ここ数年の年収だけを見れば基準を超えているものの、過去の苦労は一切考慮されず、直近の数字だけで一律に線引きされてしまうのが、公的な支援制度の現実のようだ。
男性は最後に「氷河期世代はこんなところでも差別を受けるのかと落ち込んでしまう」とこぼしている。
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