運転席の老人は大きな声を出しており、「イヤホンで音楽を聴いていてもわかるくらいでした」と男性は振り返る。イヤホンの音を小さくして耳を澄ますと、次のようなやり取りが聞こえてきた。
「俺が何をしたってんだよ」
「今その交差点から出てこられましたよね」
「だから何だよ」
「一時停止を止まりませんでしたよね」
「それの何がいけないんだよ!!」
T字路で一時停止をせずに曲がったために止められたようだが、老人は自分が違反したこと自体をまったく理解できていない様子だったという。
「車の免許を与えてしまうシステムに恐怖を覚えました」
男性はこの時の状況について、「ご自身がなぜとがめられなければいけないのかご理解されている様子ではなかったです」と語る。
「一時停止無視が道路交通法規に抵触しているのが理解できなくなった。それでも車の免許を与えてしまうシステムに恐怖を覚えました」
基本的な交通ルールさえ理解できなくなった状態のドライバーが公道を走っているという、他人事ではない危うさを実感するエピソードだ。
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