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就職活動で苦労したとされる就職氷河期世代だが、社会に出てからも理不尽な波風にさらされ続けている人は少なくない。
投稿を寄せた東北地方の46歳の男性(事務・管理/年収850万円)は、新卒で入った金融機関での過酷な環境を振り返る。当時は金融危機や取引先の大型倒産などが重なってボーナスが激減し、昇給も厳しいなか、パワハラ体質の上司たちから高い収益の商品のノルマを課され、「イヤイヤ、投信・保険、金融デリバティブ商品を売っていた」という。
当時の勤務先は中小企業へプロパー融資をする体力がなく、支店長は「マル保(協会保証)、投信、カードローン」が合言葉という有様だった。
「さすがに金融機関にいるのが苦しくなり、なんとか36歳で逃げるように一般企業に経理として転職。給与は一気に下がるのと反比例して、生活費と学費は上昇」
なんとか年収アップをと経理スキルを磨き、数年前にようやく良い会社に転職できたことで、やっと年収800万円を超えてきたという。(文:篠原みつき)
「これまでの標準報酬月額の平均を見てみろよ!」
しかし、ようやく生活が安定してきたタイミングで、子どもたちが受験期を迎えた。これまでの低収入や生活の赤字、住宅ローンのせいでまともな蓄えがなく、JASSOの奨学金を頼ろうと申し込んだところ、予想外の判定が下った。
「年収基準で2種の有利子しか利用可とならなかったのだ。たまたま、ここ数年の年収基準で1種は無理と」
無利子の1種が利用できず、有利子の2種しか認められなかったことに、男性の怒りは収まらない。
「ふざけるな!これまでの標準報酬月額の平均を見てみろよ!と言いたい」
ここ数年の年収だけを見れば基準を超えているものの、過去の苦労は一切考慮されず、直近の数字だけで一律に線引きされてしまうのが、公的な支援制度の現実のようだ。
男性は最後に「氷河期世代はこんなところでも差別を受けるのかと落ち込んでしまう」とこぼしている。
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