本部は、全国から返品された毛玉だらけのパンツを、わざわざ店舗へ送りつけてきたのだ。
「なんと本部、全国から返品されたその『毛玉だらけのパンツ』を、わざわざ『B品』としてまた店舗に送り返してきたんです。『これを店頭に並べて売れ』ってことらしい」
男性は「『毛玉になる』って分かってるものを、何も言わずに売りつけるなんて、私にはできない」と、現場なりの対抗手段に出た。
「だから、本部から送られてきたそのB品は、売り場には出さずストックの奥に隠して、そのまま倉庫へ返品し続けてます」
「『この店の商品はすぐダメになる』って思われるだけですよね」
目先の利益のために顧客の信頼をドブに捨てる本部の姿勢に、男性の不信感は募るばかりだ。
「本部は『売れば利益になる』って思ってるんだろうけど、そんなことしたら『この店の商品はすぐダメになる』って思われるだけですよね。たかだかPOP一枚作る手間を惜しんで、お客さんからの信頼を自分たちで壊しにいってることに、なんで気づかないんだろう」
男性は、せめて毛玉ができやすいことは客に説明すべきだと考えているようだ。現場の事情を無視して「そのまま売れ」とだけ言ってくる会社に、男性は「『この会社、全然ダメじゃん』って、最近毎日思ってます」とこぼしている。
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