「月末症候群」に疲弊し紳士服販売を辞めた男性、施設警備に転職したら「営業時代の当たり前」が最大の武器になった話 | キャリコネニュース
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「月末症候群」に疲弊し紳士服販売を辞めた男性、施設警備に転職したら「営業時代の当たり前」が最大の武器になった話

画像はイメージ

数字のみを追い求める営業の世界に疲れ果て、全く異なる職種へと転身して成功をつかむケースがある。

投稿を寄せた埼玉県の40代男性は、新卒で紳士服販売会社に入社し、14年間にわたり「『数字』を作ってなんぼの仕事」を続けていたという。

「私のいた会社では『月末症候群』という言葉があったくらいで、どんなにいい成績を作っても、月末から1日になった瞬間、また0から数字を作っていかなければいけません。これが結構心を疲弊させていきました」

そんなある日、転機となる出来事が起きた。(文:渋谷亜樹世)

「今では営業時代よりも年収は上がりました」

いつまで営業を続けるか悩んでいた男性だが「氷河期世代でひたすら働くしかなかった自分にはほかにスキルなんてありません」と振り返る。思いがけず転機になったのは「東日本大震災」だったという。

「懸命に救助活動にあたる自衛隊や消防関係者様の姿に感銘を受け、『人様の役に立つ仕事がしたい』と強く考えるようになりました。34歳の自分に何ができるか考えた時、選択肢として出たのが警備や防災のお仕事です」

自宅近くの大手通販会社の物流倉庫の施設警備に「ダメもとで」応募し、採用された。配属後の研修は何もかも新鮮だったというが、何より驚いたのは現場での評価基準だった。

「『元気な挨拶』『ハキハキした受け答え』『キビキビした行動』、こういった『営業時代に当たり前に求められた』ことがとにかく評価されたことです」

前職では当然すぎて誰も褒めてくれなかったビジネスマナーが、新しい職場では即行で最大の武器になったわけだ。さらに、労働環境についてもこう明かす。

「警備や防災の仕事は法律の制限も多く、有休も取得しやすいですし、残業代も100%出ます。当たり前の話なんですが、営業時代はその当たり前がなかったため、安定した収入になり、今では営業時代よりも年収は上がりました」

営業時代のブラックぶりが透けて見えるが、環境を変えたことは大正解だったようだ。転職後のメリットとして、数字から解放されて心が穏やかになったことなどを挙げている。

現在は警備や防災の仕事を始めて15年目になり、「飽きることなく責任感を持って仕事を続けられています」と満足げに書いている。

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