ある日、チームメンバーが有休をとっていたため、Aさんが代勤として夜勤に入ることになった。17時からの勤務に合わせて夕方に出勤してきたAさんの開口一番は、次のようなものだった。
「今日、前半休憩にしておいてくれ。ブラジル戦観たいからさぁ」
男性の職場では、夜勤は前半と後半に休憩があり、それぞれ仮眠をとるシステムになっている。交代の境目は午前1時だ。17時の勤務開始と同時に夕食休憩に入ったAさんは、仮眠時間になったらさっさと仮眠室に入っていったという。
午前1時前に交代を完了すると、Aさんはデスクに座ったかと思えば、さっそくW杯をネット中継で見始めた。その後、男性が仮眠を終えて戻ってくるとすでに試合は終わっていたが、Aさんはネットでほかの動画を見ていたという。
「確かに、警報対応でも入らない限りは、夜勤は比較的手すきの時間は出てきますが、それでも何もないわけではありません。代勤なのをいいことに、ペアの同僚に仕事を任せて自分はネット視聴…」
朝の引継ぎが終わると、Aさんは「おつかれー」と、満足そうに帰っていった。
この人がかつての上司であり、自分よりも給料が上だという事実を前に、男性は「ホント、ずっと給料泥棒だったよなぁ」とこぼしている。
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