
画像はイメージ(AIで作成)
面接官の対応が良く、その場で採用をほのめかされると嬉しいものだが、その後のやり取り次第で一気に警戒モードに切り替わることもある。
埼玉県の40代男性(公務員・その他/年収550万円)は、「むかついたというほどではないのだが、今までの採用面接で印象に残った企業がある」と、県内にある古い産廃回収企業での体験を振り返る。
家から近かったため面接を受けたところ、社長の息子で採用や労務管理を任されている副社長が出迎えてくれた。面接は好感触で進み、副社長から「〇〇さんさえよければ、うちはすぐにでも採用したいと思いますが、いかがでしょう」と告げられたという。(文:渋谷亜樹世)
繰り返される「心配しなくても大丈夫です。気合と根性があれば」
内定同然の言葉に男性は内心ガッツポーズをしたものの、入社までに準備や勉強をした方がいいことはあるかと尋ねてみた。
「心配しなくても大丈夫です。気合と根性があれば」
ここで男性は「ん?」と少し引っかかったが、「そうですか」と答えてから産廃回収で必要となる大型免許の取得について、初心者が気を付けるべきことを質問した。すると
「『大丈夫ですよ。気合と根性があれば』との返事。そこで、先ほどの違和感がある程度形づきました」
最後に、父親の介護のために急に休むことがあるかもしれないと伝えると……。
「大丈夫ですよ。気合と根性さえあれば」
「はい。これはアカンやつだと思って、面接をしていただいたお礼を述べその日は終了になりました」
すべての懸念を精神論だけで片付けようとする対応に、男性は危険を察知したのだ。
「社員さんたちがみんな疲れ切って生気のない顔つきだった」
とはいっても、「副社長が面白い人なだけかもしれない」。そう考えた男性は念のため、社員が戻ってくる時間帯を狙って車の中から会社を観察してみることにした。
聞いていた勤務時間は9時から17時半だったが、どの社員も帰るのは21時近くになってからだった。
「決定的だったのは、社員さんたちがみんな疲れ切って生気のない顔つきだったことですね」
この光景を目の当たりにし、男性はやばいという自身の予感が当たっていたと確信して、後日丁寧に辞退のメールを送ったという。
面接時の違和感から冷静に裏取りをした結果、見事に入社後のミスマッチを防げたようだ。
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失礼すぎる面接官を黙らせた男性「あなたはお客様にもこんな態度で接するのですか?」


