10万本売れたゲーム、シナリオ担当したのに別人名義 「これだけは許せない」と怒る男性 クレジットを見ると自分は「スペシャルサンクス」扱い | キャリコネニュース - Page 2
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10万本売れたゲーム、シナリオ担当したのに別人名義 「これだけは許せない」と怒る男性 クレジットを見ると自分は「スペシャルサンクス」扱い

指示書や絵コンテのやり取りが続き、完成が間近になった頃、スタッフのクレジットが上がってきた。しかし、その内容は衝撃的なものだった。

「そこにはあの高名な監修の方の横に座っていた“マネージャー”といわれる人の名が、シナリオの所にあり、私はスペシャルサンクスの欄にありました」

男性によると、本来自分が担当したシナリオが別人名義になっており、「あまりにゴーストライター」と憤りを隠せなかった。

男性はそれまでも名前が出ない仕事を経験していたが、今回ばかりは到底受け入れられなかった。

「今回だけは一から全て、絵コンテや仕様も全て、私が作成したもので、どう考えてもその“マネージャー”には書けるハズがない。なぜなら、ゲームシナリオを書いたことのない人だったから。いくつかあるゴーストライター仕事の中で、これだけは許せない」

当時は功績の横取りが業界内で黙認されていたようだ。男性は「当時はそんな事ザラだった、当たり前じゃないかという正常異常が支配していました」と振り返る。

功績を横取りした人物と数年後にまさかの再会

そのゲームは当時としては珍しく10万セットを販売するヒット作となったという。男性もそのソフトを貰ったそう。

「今もそのインスト(取説)のオープニング『はじめに』の頁には、私が確かに書いたプロローグが載っていて、数年前押し入れの段ボール箱で見つけて、懐かしさと無念でしばし見返した覚えがあります」

クレジット上でシナリオ担当になっていた人物について、男性は「どうなったのか、知りません。確か監修の方の事務所付きだったと思います。何もせずに横取りして、美味しいご飯を食べられたのか判りません」としつつ、後日、思いがけない場所で一度、再会したという。

「(都内の)ファミレスで知人と会ったとき、偶然そのシナリオ氏を見かけました。向こうも気づいた様子でしたが、こちらは当然声を掛ける気になりませんでした」

自分が生み出した作品がヒットしたことは誇らしくても、その功績を認められなかった悔しさだけは今も消えないようだ。

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