フライドポテト論争がテレビでも取り上げられる事態に 新橋のサラリーマン「日本酒飲むときにポテトはダメ」
上司と2人で飲みに行き、「何でも頼んでいい」と言われてフライドポテトを注文して怒られた──。新卒社員の怒りをキャリコネニュースが5月29日に記事として掲載したところ、「上司はクソ」「2人で飲みに行ってポテトはない」など様々な意見が集まり論争を巻き起こした。同日のツイッターでは「フライドポテト」がトレンド入りするほどの人気を見せた。
このポテト論争は、30日放送の「モーニングショー」(テレビ朝日)でも取り上げられた。
30代男性「好きなもの食べればいいんじゃないですか」
事の発端は、26日におーぷん2ちゃんねるに寄せられた投稿だ。新入社員であるスレ主が上司と2人で飲みに行った際、「何でも好きなものを頼め」と言われて大好きなフライドポテトを注文したところ、「いつまで学生気分なんだ」と怒られて納得がいかない、という内容だ。
焦点となるのは、飲み会で「無礼講だ」と言われた際の対応だ。これについて番組では、サラリーマンの聖地・新橋にいるサラリーマンたちのコメントを紹介。「無礼講はなし」を主張する人からは、
「(頼むメニューは)もうちょっと違うのはないかと思っちゃう。(飲み会の席は)マナーなどを教えてもらえるのは面白い気もするんだけどね」(50代、男性)
という意見が挙がる。一方で、「無礼講はあり」とする人からは
「いいんじゃないですか?僕らは好きなもの食べればいいんじゃないですか」(30代男性)
と、意見は真っ向から対立。世代間での考えの相違が浮き彫りになった。別の考えとしては、「日本酒を飲む時はダメ。ビールの時ならいい」(50代、男性)と、飲むお酒の種類で異なる、というものもあった。
「無礼講はトラップだと思った方がいい」という見方も
飲み会でポテトを注文するのはありか。スタジオでは、宇賀なつみアナが「何でも頼んでいいと言ってくれたなら、いいと思いますけどね」という考えを示したのに対し、ジャーナリストの青木理さんは、「店による」と発言。様々なメニューがある居酒屋であればありだが、たとえば刺身が美味しい店でポテトを頼まれたら、「『何頼んでんだよ』と思う」と続けた。
フライドポテト注文の是非は別として、スタジオ内で飲み会での「無礼講はありか」を聞くと、「あり」が2票、「なし」が3票だった。「なし」と投票したテレビ朝日解説委員の玉川徹さんは、「無礼講はトラップだと思った方がいい」とばっさり。ポテト論争を紹介するコーナーで進行を務める野上慎平アナも「無礼講 信じた俺が バカだった」と発言し、同意した。
一方で「あり」の意見を持つ青木さんは「ざっくばらんに話して、仕事に生かせればいいと思う」、弁護士の菅野朋子さんは「気遣いとして最低限のマナーは守ったうえで、上司と部下の関係をなくすのはありだと思う」と発言した。
視聴者に無礼講のありなしを質問したところ、「あり」が約7300票、「なし」が約1万6000票であり、「無礼講はなし」という考えが「あり」を2倍以上も上回っていた。
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