先日、ツイッターで「忘年会スルー」という言葉がトレンド入りし、大きな話題となった。実際のところ、忘年会をスルーしたい人はどれくらいいるのだろうか。キャリコネニュース読者からの回答を見ると、8割以上が忘年会は「不要」と回答している。
では「必要」という残りの2割の人たちは、忘年会についてどのような考えを持っているのだろう。必要派の中には、忘年会を貴重なコミュニケーションの場と捉える人もいる。”飲みニケーション文化”は未だ健在といったところだろう。
「さまざまな部署、関係者等がひとつの会場に集まるのは1年の中でも忘年会のみ。普段会わない方とコミュニケーションが取れるいい機会」(30代男性/営業職)
「同じ職場の人と一緒に話したり、歌ったり、共に同じ時間を共有する事は大切だと思うから」(50代女性/医療・福祉・介護)
「気の合う相手や尊敬できる上司や先輩と一緒の少人数の忘年会ならOK」
技能工・設備・交通・運輸の40代男性は「若い頃は苦手でしたが、40代くらいになってあっても良いかなと思うようになりました」という。
「職場の人間関係が希薄で仕事だけのやりとりのみ続くと、相手の感情が分からなくなり上手くいかないなと感じるときがあるので。ただ気を使う飲み会になるので、一次会のみの短時間で終わるようにしたほうが良いかなと思います」
事務・管理職の20代女性も「普段話せない方とも話せる良い機会。仕事にもプラスに働くと思う。頻繁にする訳ではなく、たった2~3時間なら参加する価値はある」と、前述の男性同様、短時間であれば歓迎といった様子だ。一方、
「気の合う相手や尊敬できる上司や先輩と一緒の少人数の忘年会なら参加意義があるのでOK」(50代男性/事務・管理)
「仲間内だけならしてもいいが、職場全体まで広げなくてもいいと思う」(40代男性/技能工・設備・交通・運輸)
など、少人数であれば参加したいが、大掛かりであれば避けたいという人もいた。たしかに人数が多いと愛想笑いで2時間が終わる時もある。せっかくの機会だから腹を割って話したいといったところだろうか。
「会社が全額負担という前提で」「強制でないことが条件」
また、
「会社が全額負担という前提で」(30代男性/ITエンジニア)
「強制でないことが条件。うちの部署は強制ではないし、毎回来ない人もいるが、仕事上でその人たちが不利益を受けたりすることは全くない」(40代男性/エンジニア)
など、忘年会の会費を会社負担かつ強制でないことを条件の上で、「必要」と回答する声があった。不要派の中で多い意見として、
「三次会まで強制」(50代男性/建築)
「金額負担が大きいため」(30代男性/ITエンジニア)
というものがある。会費は従業員持ちという職場も少なくはない。強制参加かつ自らの余暇時間と可処分所得が奪われるのであれば不満を抱く人もいるだろう。そのため「不要」とする意見が多いとも考えられる。
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