この動画で学べること
- DXプロジェクトがどんな形で失敗するのか、代表的なパターンを知ることができる。
- どんな理由でDXプロジェクトが失敗するのか、要因を知ることができる。
- DXプロジェクトを始める前に、失敗理由を知ることで回避することができる。
こんな人におすすめ!
- DXの担当役員になったけど、プロジェクトをどう進めればいいか分からない人。
- DXの推進リーダーに選ばれたけど、失敗しそうで不安になっている人。
- DXの推進プロジェクトが頓挫しそうだけど、どう軌道修正すればいいか困っている人。
「DX組織を作って丸投げ」はプロジェクトあるある
この動画ではどんなことが学べるの?
経営コンサルティング会社のリブ・コンサルティングの関代表が、自社のDXコンサルタントから「DXプロジェクトが失敗する理由」を聞き出しているよ。
ここで全部あげるとネタバレになってしまうので、ぜひ動画を見て欲しいけど、概要を紹介すると「企画」「プロジェクトの進め方」「リソース調達」の3つのステップで、それぞれ2つずつ、計6個の失敗理由をあげている。
ここで全部あげるとネタバレになってしまうので、ぜひ動画を見て欲しいけど、概要を紹介すると「企画」「プロジェクトの進め方」「リソース調達」の3つのステップで、それぞれ2つずつ、計6個の失敗理由をあげている。
特に印象に残ったのはどれ?
企画段階の「課題起点ではなくテクノロジー起点になってしまう」「DX組織を作って丸投げして安心してしまう」の2つは、文字を見ただけで「ああ、そうだろうなあ」と思ってしまった。特に組織を作って丸投げというのは、DXに限らずプロジェクトあるあるだ。
リソース調達に関して「費用対効果が合わずに発注もしくは採用ができない」というのも、大きな効果が上がるものでないとコストを掛けられない。そういう意味では、「課題起点」でDXに取り組むことは、かなり重要なことだ。
リソース調達に関して「費用対効果が合わずに発注もしくは採用ができない」というのも、大きな効果が上がるものでないとコストを掛けられない。そういう意味では、「課題起点」でDXに取り組むことは、かなり重要なことだ。
確かにDXというと、旧来のデジタル化のように「難しい→専門部署→ITベンダーに丸投げ」になりがち。でも、経営課題解決の取り組みであることには代わりがない。
これは残りの5つの失敗理由にもつながるけど、デジタルな手段を用いるかどうか以前に、「経営にとって緊急度も重要度も高い課題」にフォーカスしていけば、経営者が専門組織や社外に丸投げではいけないことが分かるし、必要なリソースもしっかり投入できる。
アジャイルは「とりあえず作ってみること」ではない
他にはどんなことが言われているの?
プロジェクトの進め方に関する失敗理由では、「アジャイル」について大きく誤解があると指摘されていた。どうやら「DXといえばアジャイル」という固定観念を持っている人が、少なからずいるということなんだよね。
アジャイルとは「素早い」「俊敏な」という意味で、設計・実装・デプロイを短期間に繰り返し、トライアンドエラーで開発を行うことを指す。事前にしっかり仕様を固めて計画どおりに開発を行うウォーターフォール型とは、正反対な手法とされている。
アジャイルとは「素早い」「俊敏な」という意味で、設計・実装・デプロイを短期間に繰り返し、トライアンドエラーで開発を行うことを指す。事前にしっかり仕様を固めて計画どおりに開発を行うウォーターフォール型とは、正反対な手法とされている。
でも、DXによるシステム開発には、当然ながら仕様があらかじめ固まっていたり、堅牢なシステムを構築するような場合もある、ということなのかな?
まさにそう。「なんでもアジャイルが適しているわけではない」のは当然の話。それから、アジャイルを「とりあえず作ってみること」と勘違いしていると、出てきたものに迅速なフィードバックをして改善を繰り返してきたけれど、出来上がったものが「本当にこれって重要なの?」という結末を招いてしまう。
このケースも、先ほど言った「課題起点」で考えれば、そんなことにはならない。DXといっても「目的」「課題」が大事なのは変わらず、「手法」や「ツール」が目的化しないように気をつけるべきというのは、どんな仕事でも同じだね。
このケースも、先ほど言った「課題起点」で考えれば、そんなことにはならない。DXといっても「目的」「課題」が大事なのは変わらず、「手法」や「ツール」が目的化しないように気をつけるべきというのは、どんな仕事でも同じだね。
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