この動画で学べること
- 最近お騒がせしているひろゆき氏がDXについて語っている姿が見られる。
- 行政のDXがうまくいかない理由や、ボトルネックを解消する方法が分かる。
こんな人におすすめ!
- 公共性の高い事業でのDXのあり方に悩んでいる人。
- ひろゆき氏がDXについて語っている姿を見たい人。
「デジタル化が難しい現実がわかってきた」
この動画ではどんなことが学べるの?
2ちゃんねるの創設者のひろゆき氏が、福岡市のDX戦略課の仕事をしたときのニュース動画だよ。2021年9月放送なので内容が少し古いかもしれないけど、そこでのひろゆき氏のコメントが興味深かった。
へえ、どんなことを言っていたの?
まず、ひろゆき氏がどういう立場で仕事をしたのかというと、福岡市のDXデザイナーとして、行政手続きのネット申請などについてアドバイスをしていたようだ。
放送時までに、ワクチンや高齢者乗車券、水道の手続きなど25種類の手続きのオンライン化が完了し、2022年度末までには90%以上を目指しているという。そういう仕事に携わったひろゆき氏は、まずこう言っている。
放送時までに、ワクチンや高齢者乗車券、水道の手続きなど25種類の手続きのオンライン化が完了し、2022年度末までには90%以上を目指しているという。そういう仕事に携わったひろゆき氏は、まずこう言っている。
「もともと役所の人と仕事をするとか、現場がどうなってるかは全く知らなかったので、なのですごい勉強になると」
「役所もデジタル化が進まないので、なんで進まないんだろうっていうのを、役所がきっと怠慢なんだろうとか思ってたんですけど、やってみると割といろんなことをやらなきゃいけなすぎるので、なかなかデジタル化するのが難しいという現実がわかってきた」
「他にやらなきゃいけないことに人手が回せる」
それだけで感心するのもおかしいけど、巷では「詳しいことも調べずに適当なことを言ってる」と批判されることが多いので、意外だね。
それだけじゃないよ。こんなことも言っている。
「簡単に、こうしたらうまくいくでしょ、っていうと、例外のこういう人もいるしこういう人もいるし、もう全てを網羅した状態でシステム化しようとすると、かなり難しいっていうのがけっこう多い、っていうのが、やってみると分かったりしました」
「高齢者周りとか本当にインターネットとか難しいっていう人たちに、電話対応できちんと対応するっていうのが、そちら側にスタッフ拡充した方が、結果としてうまく回るんじゃないかな。他にやらなきゃいけないことの方に人手が回せる、っていうメリットがあると思います」
行政の特質があるからね。民間のシステム構築とは違うところがある。
でも、ひろゆき氏が指摘するように、すべてをインターネットにするんじゃなくて、電話対応に振り分けたり、その対応を専門のコールセンターに集約させたり、といった組み合わせの方がいい場合は、民間でもあると思う。
重要なのは、手続き対応に追われるべきではない職種の人が追われてしまうことで、そういう人が本来の仕事に集中できる環境を整える、ということが大事になる。これは公共性の高い業種のDXでは重要なポイントになると思うよ。
YouTubeのコメント欄にも「ネットで救える人は救って、それが無理な人は電話でっていうのがイイね」というコメントがあった。それから、ひろゆき氏に対して「話聞いてると凄い福岡市の事を想って参加していただいてるのマジで感謝!」といった反応があった。ちなみに報酬は全額、児童養護施設に寄付したんだって。
重要なのは、手続き対応に追われるべきではない職種の人が追われてしまうことで、そういう人が本来の仕事に集中できる環境を整える、ということが大事になる。これは公共性の高い業種のDXでは重要なポイントになると思うよ。
YouTubeのコメント欄にも「ネットで救える人は救って、それが無理な人は電話でっていうのがイイね」というコメントがあった。それから、ひろゆき氏に対して「話聞いてると凄い福岡市の事を想って参加していただいてるのマジで感謝!」といった反応があった。ちなみに報酬は全額、児童養護施設に寄付したんだって。
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