夫が急死…すると母が「保険金入るでしょ?少し回してくれない?」 酒と男に溺れる毒母に苦しめられた女性の半生 | キャリコネニュース
おかげさまで10周年 メルマガ読者数
65万人以上!

夫が急死…すると母が「保険金入るでしょ?少し回してくれない?」 酒と男に溺れる毒母に苦しめられた女性の半生

 

画像はイメージ

子どもの人生を蝕む毒親。埼玉県の50代後半の女性は、妻子を顧みない海外赴任中の父とアルコール依存症の母のもとで、苦労の絶えない半生を過ごしてきた。

「父には現地妻がいた。それを気に病んだ母は酒に溺れ、私が中学生の頃には何度も救急搬送され、ときには『前後不覚の状態で道に倒れていた』と警察から学校に連絡が入ることも続いた」

女性には3歳年下の弟がいた。母がこうなので、当時の女性は未成年だったが、家事のすべてを担うしかなかった。いわゆるヤングケアラーだった。(文:福岡ちはや)

「産まなければよかった!」と吐き捨てた毒母、やがて愛人を家に泊らせるようになり…

女性が高校生になると、母は愛人を家に泊まらせるようになり、気にくわないことがあれば

「おまえたちなんて産まなければよかった!」

と暴れるようになった。これにはさすがの女性も手に負えなくなり、「母方の祖母と叔父に助けを求めた」という。おかげで母は依存症の治療に通うことになったが、祖母が女性の父に状況を知らせたことで、女性は思わぬピンチに追い込まれてしまう。

「父が母の愛人相手に裁判を起こし、その費用を捻出するため、私に『大学進学を諦めろ』と言ってきた。高校3年の秋だった。絶望した」

自分が現地妻を持っていることは棚に上げて妻の不貞を咎め、その裁判のために子どもの進学を平気で犠牲にする人を、果たして父と呼べるのだろうか。

その後、女性は「家を出て祖母の家に身を寄せ、高校卒業後は2年間アルバイトをして貯めたお金で専門学校に進学した」という。一方の母は、自力で人生を切り開いた娘とは対照的に、相変わらず底に沈んだままだった。

「両親は離婚したが、母は酒を断つことができず、次から次へと愛人を作り、母からは私が結婚して子どもが産まれてからも金の無心が続いた。祖母の葬式でも母は傍若無人に振る舞い、親戚一同から絶縁されてしまった。叔父の葬式には顔を出しもしなかった。15年前、私の夫が急死したときは、子どもがまだ高校生だったにもかかわらず、母から『保険金入るんでしょ? 少し回してくれない?』と言われ、連絡を断った」

毒親はどこまでいっても、自分の利益しか考えないようだ。しかし厄介なことに、いくら距離を置こうが親子の縁を完全に断ち切るのは難しく、「3年前に母の住む自治体から連絡があり、援助するよう要請があった」という。女性は淡々と、

「受けた仕打ちをすべて伝え、『絶縁を希望したい』とお伝えした」

と語った。これだけ強烈な毒親エピソードを聞けば、さすがの自治体も女性に援助を強いることはできないと思いたい。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 夫は大手勤務なのに…専業主婦の親友が借金を依頼してきた驚愕の理由 絶縁エピソード【前編】
  2. 「2、3人の女性が吹っ飛んでいました」渋谷駅で“ぶつかりおじさん”を撃退!「動画に撮りました。暴行罪であなたを警察に連絡しますね」と言ってみたら……
  3. 「婚約した彼氏の実家が貧乏。両家の顔合わせで……」 女性の悩みにアドバイス集まる
  4. 「旦那の稼ぎだけで生きていく」が信念の女性、夫の年収が1500万→650万円にダウンで「一気に貧困層」と嘆く 投稿が物議
  5. 牡蠣の“食べ放題”のはずが店員に「12個召し上がったのでこれ以上提供できません」と拒まれた女性の怒り
  6. 「こんな恋もある」同窓会で38年ぶりに再会、既婚者に告白されて面倒なことになった女性
  7. 「土日のパチンコ、避けるべき?」 ← ホールによる。客足を見れば判別可能だが、普通のお客は土日しか打てない
  8. 回転寿司店で店員が「じゃんけん」負けたら接客!? 「客を馬鹿にしすぎてません?」と聞いてみた結果
  9. 不倫夫がLINE開きっぱなしで寝落ち! 浮気相手に「妻です。慰謝料払えます?」と連絡した女性
  10. 「年収400万円以上ないと無理」と煽ってきた新築マンションの営業マンに偶然再会、見事に煽り返したエピソード【後編】

アーカイブ