結婚に際し、ご祝儀の金額によって「相手との関係が見えてくる」ことがある。ガールズちゃんねるに11月中旬、「旦那が女友達の結婚の祝儀に9万円をあげていた」というトピックが立ち、さまざまな憶測が飛び交った。
トピ主によれば、夫の大学時代の女友達が結婚し、夫はご祝儀に9万円あげていたという。コロナ禍のため結婚式は挙げていなかったが、返礼品として「かなり高価な物」が届き、旦那に聞いたところ判明」したそうだ。
大学時代仲がよく今でも連絡を取っているため「気持ち多めにあげた」と夫は言うが、トピ主は「それでも多いような気がします」とモヤモヤ。今でも9万円が引っ掛かり、「みなさんはこれは多いと思いますか?こんなものでしょうか?」と問いかけた。(文:okei)
「めちゃくちゃ高額やん。ちょっと非常識なレベルで引くわ」
同年代の友人に9万円はやはり「多い」だろう。トピ主もそれが分かっていて聞いているはずだ。トピックの反応も「高過ぎ。ありえん」といったコメントが相次いだ。
「めちゃくちゃ高額やん。ちょっと非常識なレベルで引くわ。その女、旦那にとって見栄張りたい相手なんやろな」
「まあ確実になんか訳アリだね。単に元カノってだけならそこまでしないだろうから割と最近まで関係があったとか…」
ほかにも「それ本当に女友達?」など言いたい放題の推測で沸いていた。中には「相手も迷惑だったと思うわ。旦那さんにも勘違いされそうで」という指摘もある。なんでも多けりゃ良いというものじゃない。
また「せいぜい3~5万円が妥当じゃない?っていうか9万円も出すなら妻子に使ってほしいよね?私だったら腹立つわ」など、妻に共感しすぎて怒り心頭の人もいる。既婚の筆者ももし夫がそんな額を出していたと知ったら、口をききたくないレベルで怒るし確実に相手との関係を疑うだろう。
そもそも「9万円」はご祝儀に向いてない?
一方、「自腹ならほっとく」という寛容な人もチラホラ。少数だが「私も可愛がってる男の後輩に10万円渡した」「(夫が)後輩の女の子に10万包んでたな。後輩だからまあいいかと思ったけど」などの声もある。それだけ収入に余裕があるということだろう。
このほか「金額に何か意味があるのかな。9万円の御祝儀ってあまり聞かない」と、9万円の意味について考察する人も少なくない。
ちなみに、ご祝儀の相場について『最新ビジュアル版 冠婚葬祭お金とマナー大事典 主婦の友』(主婦の友社編)で調べてみると
「友人の披露宴に出席する場合は、2万~3万円を包むのが一般的。新郎新婦と親しいほど、また、自分の年齢が上であるほど金額は多くなります」
とある。披露宴に出ていないのに9万円はやはり高すぎるだろう。また同書には「偶数の金額を包むのは『割り切れる』ため縁起が悪い」として避ける傾向があることや、
「最近は『ペア』を意味する2万円や、『末広がり』の8万円を包むことも増えましたが、『死』『苦』を連想させる4と9は避けたほうがよいでしょう」
という忠告もある。そもそも「9万円」はご祝儀に向いていない金額のようだ。
こういったマナーを夫は単に知らなかっただけかもしれないが、一般的な額の3倍ものご祝儀を出せる余裕がありそうな夫が、そこまで無知とも考えにくい。トピックのコメントには「苦しんでの9」「数字が意味深」などと書き込む人もいた。もし何かの意味があって9万円なら、それはそれでもっと根深い関係や想いがありそうで怖い。