夫は元妻と不倫していたという。
「相手の方はアル中で、無職のバツ3のシングル。極貧暮らしで健康保険証も無い生活。そのため『情がある』『かわいそう』という理由で彼女と娘2人(夫の子ではない)の家族の生活を支えていました」
情に流され、元妻だけでなく血の繋がらない子どもまで支えていた夫。しかしそんな夫は元妻から関係を切られてしまう。
「夫は最後は彼女からストーカーで訴えられ、前科がつきました。また貸したお金も踏み倒されました。私が知ったのは、夫が留置所に捕まって、夫の希望で雇った弁護士から話を聞いた時でした。寝耳に水で、今までの私の人生全てが崩壊したようでした」
元妻のために尽くしてきた夫は、元妻のせいで前科がついてしまった。
修羅場を乗り越え「はたから見たら仲良さそうに見えると思います」
その後、女性には夫との修羅場が待っていた。
「留置所から出てきた夫は3か月ほど放心状態で、働きません。夫婦喧嘩も多発し、パトカー3台警官8人が来たこともありました(前科があるのでマークされているせいか、警察がすぐ来ました)。私も心療内科に1年ほど通う中、仕事、子育て(9歳と5歳)と認知症の姑の世話など、今までと同じ生活を維持しなければならず、苦しかったです」
夫の不倫が明るみになって1年。修羅場を乗り越え、「はたから見たらいつも一緒に行動してるので(夫がしつこいくらいどこ行くにもついて来る)、仲良さそうに見えると思います」と女性は語る。しかし……。
「私は子育てが終わったら離婚したいと思っています。ここまで来るのに本当にきつかったです」
裏切った相手と老後も笑顔で過ごせるか?簡単には許すことはできないだろう。