30代前半だという女性は、当時夫とは別居状態だった。前述のとおりキレ易く、子どもに暴力をふるうこともあったという夫は、「3年間家にも帰ってこなくなっていた」という。そのうえ、
「私の反対も押しのけ、独立して個人事業主になるとは言っていましたが、どこに住んでいて何をしているのかさえもわからず、その時にはもう事実上、夫婦関係が破綻」
配偶者の職業も住所もわからない状態となると、もはや夫婦というより赤の他人だ。女性は離婚に向けて当時勤務していたフルタイムのパートを辞めて、新たな職場で正社員として働き始めることに。その際、前の職場の男性から告白されたという。
「はじめのうちはお断りをしていましたが、そのうち一緒に子育てをしてくれる存在になり、私も惹かれ始めました。いけない関係なのはわかってましたが、籍を抜いたら子どもたちの新しい父親になると言ってくれて、不倫という関係が始まってしまったのです」
女性はその後、離婚できたにもかかわらず「結局、年の差でのさまざまなギャップが埋められず、お別れをしました」と報告。ただ、別れた今も交流があり「今でもちょくちょく会って弟のような存在になっています。もちろん、別れてからは何もありません」と顛末を綴っている。