トピックには、正直に「自分だったら気持ち悪いと思ってしまう。下心ありそうで…」という声や、
「そんな何にもならない事にお金を捨てるなら、それなら子どもに課金してくれよとは内心はでは思う」
「金額じゃないんよなぁ。旦那が他の女にデレデレして貢いでる感じが嫌だ」
など、夫に批判的な声がいくつも上がっていた。また「帰ってきたら思いっきり小銭をぶつけるのはどうですか??」とお仕置きを促す冗談も。やはり抵抗感を示す人は一定数いるようだ。
金額規模はまったく違うが、筆者は先月三重県の町立病院で男性職員が1億5000万円を着服し、「アイドルにつぎ込んだ」として話題になった件を思い出した。数年とはいえ推し活にそんな額を使えるものなのか…と驚いたが、ライブ遠征費や投げ銭などはやり始めればきりがない。さすがにここまでではなくても、推しにハマる心理を利用する商売はちょっと怖い気もする。
「私もケンティーに課金してるから何も言えねえ……」
しかし実は、トピックのコメントは「小遣いの範囲なんて好きにさせなさい」と寛容な声のほうが多かった。
「引くけど金額によるかな。パチンコよりいいのかな」
「私も推しにお小遣いの範囲内でスパチャするので別にって感じ」
「私もケンティーに課金してるから何も言えねえ…」
など、ジャニーズや二次元など自分も推しがいる人からの肯定的な意見が目立つ。夫は極端に散財しているわけではないため、夫の楽しみを尊重するよう諭す声が相次ぎ
「家計のお金なら口出して良いと思うけど旦那さんのお小遣いまでコントロールする権利はないよ」
と厳しめの意見も入っている。
確かに「推しのいる生活」が日々の潤い、ストレス解消になっている人は多いだろう。筆者も妻の立場として知ってしまえば面白くないのはわかるが、それでも小遣いの範囲ならうるさく咎めるのも違う気がする。
トピ主はさまざまなアドバイスを受け、「私が推しという文化に理解がなかった」などと反省していた。夫には謝ったことをや「私も寛大な心で過ごせるよう、精進したいと思います」とも書いている。結局、使い過ぎない限り黙認するのが一番いいのだろう。