不倫にいち早く気づいたのは、わが子だった。
「子どもに携帯を持たせてなかったので、夫の携帯で遊んだり、調べ物をしたりしていたので、子どもはこの時、夫が浮気していることに気付きました。不倫女は子どもが夫の携帯を使っていることを知っていてもLINEを送っていました」
「子どもに『パパ、浮気している』と言われたのですが、この時の私は夫を信用していたし、他のキャバ嬢からお店に来るよう連絡もあったので、ただの付き合いだと思っていました」
実際は、夫が自宅に帰る週末以外のほぼ毎日、夫のマンションに不倫相手が泊まりにきていたという。「二人で旅行にも行っていました。しかも子どもの受験前にです」と女性は憤りを綴る。
しかし、当時30代半ばだった不倫相手は看護学校へ通いだし、「不倫女と夫はすれ違ってきたようで」別れた。ところが、夫はその「すれ違い」の中で2人目と不倫を開始していたようだ。
超絶マメな夫「仲のいい夫婦」と言われながら裏で二股不倫
なんと夫は「1年半二股不倫」をしており、相手は双子の男の子(当時4~5歳) を持つシングルマザーだった。なぜかシングルマザーが好きな夫……。関係は、昨年不倫が発覚するまで続いていたようだという。女性は当時の夫の行動をこう明かす。
「一人目にマンションの鍵を渡していたので、二人目は外で会っていたようです。一人目と別れてからはほぼ毎日夜中過ぎまで会っていました。また、日中も会っていて会社に適当な理由をつけていたようです」
単身赴任で子どもが中学受験するとなれば、かなり多忙な高収入ではないかと推察できる。それでも勤務先の目も盗んで不倫していたとは驚きだ。
そのうえ夫は毎日、朝と夜に妻と連絡を取っていた。自宅に帰ったときは夫婦でよく一緒に行動していたため、友達や知り合いからは「仲のいい夫婦」と言われていたという。しかし、「不倫し始めて、3か月後には私たち夫婦はレスになり今現在も続いています」というから皮肉な話だ。
動かぬ証拠…携帯データのバックアップからLINEのやりとり発見
子どもの言葉を真に受けなかった女性だが、不倫発覚は「夫の携帯のデータ」からだった。妻のパソコンにデータをバックアップしており、「そのデータを別の理由で復活した時」に、一人目のLINEと二人目のSMSのやりとりを見てしまった。女性は、
「(2人目と)付き合い始めた時のデータのバックアップがなかったので、夫に自宅で自白させました。ただその話が真実とは思っていません。隠していることがまだあると思っています」
と夫への不信感を綴った。
「発覚後の申し開きの時、二人目は一番愛してるとも言っていました」
「(不倫を隠すために)会社がらみを理由にいろんなウソをついていました」
発覚から1年半経った現在、女性は「夫の不倫が原因で鬱になり、現在も治療中」だという。夫はやり直したいと言っており、自身の鬱もあるため別れて生活するのは難しい。「どうするかは、単身赴任が終わったとき」に結論を出すという。つまり定年後、ということになる。女性はこのままで済ませる気はないようで、時効も考慮し
「一年半内に慰謝料請求を夫と不倫女二人にしようとは思います。鬱状態でするには不安がありますが、不倫をした落とし前を3人にはつけてもらおうとは思います」
と決意を語った。