「合流して朝帰りというわけですか」友達に恋人を奪われた男性【後編】 | キャリコネニュース
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「合流して朝帰りというわけですか」友達に恋人を奪われた男性【後編】

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信じていた相手ほど、裏切られた時のショックは大きい。長野県に住む30代前半の男性(正社員・職員/年収500万円)は、彼女を友達に奪われるという最悪の体験をしたことがあるという。

彼女がスマホを買い替え、同期をしていた時、たまたま昔の男友達が電話番号から自動で友達登録された。「ひさしぶりじゃん!」と連絡が来たのを機にやりとりが始まり、男性にも紹介してくれることに。その男友達ととても仲良くなり、楽しい日々が続いていた男性だったが、ある日、彼女からいきなり「別れたい」と告げられショックを受ける。その男友達に話を聞いてもらっていると、なぜかその場に彼女が登場。男性には罵声を浴びせ、男友達には「ニッコリ」する彼女に不信感を抱きつつ、その場を後にする。3人とも車で来ており、各々が反対方向に帰っていったが……。(文:國伊レン)

翌朝、徒歩で帰宅した彼女。道路には男友達の車

元々彼女とは同棲していたが、「とりあえず部屋から一回出て行って1人にして欲しい」と言われていたため、今までずっとビジネスホテルで暮らすことを余儀なくされていた男性。しかしその日は、

「毎日ビジホだと可哀想だから家に帰っていいよ。私は友達の家に泊まるから」

と言われ、久しぶりに家に帰ったそうだ。だが、男性は異変に気付く。

「次の日の朝、久しぶりに自分の家で起き、窓を開けると、なぜか彼女が車ではなく徒歩で歩いて家まで帰ってくる姿が見えました」

前日は車で友達の家に泊まりに行ったはずの彼女が、徒歩で帰ってきたのだ。玄関から入ってきた彼女に「なんで歩いて帰ってきたのか」「どうやってここまで来たのか」と聞いても「うるさい関係ない、忘れ物を取りに来ただけだ」と判然としない返事。嫌な予感がした男性は玄関を出て、道路の方を見てみたそう。

「すると、昨日見た車が路駐してありました。どう見ても男(友達)の車です。さらに目を凝らすと運転席に男がいました。ああ、そういうことかと、居酒屋は別々の方向にカモフラージュで出て行ったけど後で合流し朝帰りというわけですかと」

どうやら、彼女は男友達の車で家に戻ってきたようだ。わざわざ彼の車に乗って来たということは、彼の家にいたということだろう。

「信用していた男友達に裏切られ、どんな気持ちで俺の話を聞いていたんだと、悲しみはもちろん、怒りもあり気持ち悪くなってました」

「しかしそこで急に吹っ切れ、彼女がまた出て行ったあとに急いで荷造りをし、自分のものをすべて車に詰め込み、その日のうちに何も言わずに消えました。合鍵とかも返し忘れてたけどどうでもよかったです」

彼女と親友にいっぺんに裏切られた男性。当時の行動を「大人気なかった」と回顧するが、その時の心情を考えれば仕方のないことだろう。

彼女からは「引っ越すから退去費用払え」「合鍵返せ」などと連絡が来ていたものの「全部着拒して無視」を決め込んだ男性。男友達からも着信があり、出てみると「まるで別人のような口調」で怒鳴り散らしていたが、やはり「すぐ切って無視」することにしたそうだ。

「その後連絡もなく今はお互い何をしているかも知らない状態です」

と綴り、文章を締め括る男性。今度は良い相手に巡り合えることを願わずにはいられない。

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