10歳下マザコン夫とのいざこざで「私は流産した」 慰謝料を勝ち取るも…… ある女性が経験した修羅場【後編】 | キャリコネニュース
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10歳下マザコン夫とのいざこざで「私は流産した」 慰謝料を勝ち取るも…… ある女性が経験した修羅場【後編】

画像はイメージ

カップル2人で一つの口座に結婚資金を貯めるのはよくある事だが、それを勝手に使いこまれたら結婚どころではなくなってしまう。投稿を寄せた40代の女性は、結婚目前で体験した信じられないエピソードを明かした。

10歳年下の彼氏が結婚資金を母親のプレゼントに使い込んでいた事実が発覚。しかもその額は10万円。一方、

「私への誕生日プレゼントは6000円の、自分が使っていた時計をくれるというものでした。お金がすべてではないですが、大事にされていないと痛感しましたね」

他にも、2人で住む家を決める際、「家から遠いもん!」と頑なに実家の近くに住もうとする姿勢にもウンザリしていた。これに女性は「こいつの家はあくまで母親と一緒にいられる所で、私との新居は仮住まいなんだ」と悟ったそう。

勝手すぎる態度に限界を迎え、ついに彼との別れを決意したところまでは、前編で紹介したとおりだ。ところが、事態はさらに深刻な方向へ進んでいくこととなった。(文:長田コウ)

「この件のいざこざの際に、私は流産」

破局を決意した女性は、すぐに同期の弁護士に相談して助けてもらった。しかし裁判沙汰になる中で、女性の身に悲劇が襲いかかる。

「そもそもこの件のいざこざの際に、私は流産し、もう子供が産めないと告知されていたのです。心理的ストレスが流産の一因になった可能性、ということも含め、証拠集めには尽力しました」

心身ともに追い詰められながらも、女性は彼との決別のために闘った。

裁判の結果、彼が使ったお金は補填され、慰謝料も支払われることになった。そして、その法廷では、彼の女性に対する無関心さが露呈する場面があった。

「彼に私は学歴を言っていなかったのですが(聞かれなかったから)、民事裁判の場で裁判官から『あなたは〇〇大学(※旧帝大)の院卒なんですね』と言われて初めて、彼は私の学歴を知ったそうです」

以前、職場の飲み会で友人が彼女の学歴を話題にしたことがあったが、彼は全く関心がなかったのか、記憶にないようだった。「無駄なプライドがあったので、彼女の方が高学歴という情報はシャットアウトしてたんでしょう」と女性は冷静に分析している。

壮絶な経験をした女性だが、現在の心境をこう書いている。

「ともあれ、あんな男と結婚しなくてよかったとしか言いようがありません。今はもう、学歴も資格も家もありますし、老後の資金を貯めて、任意成年後見制度を使い、静かな老後を目指そうと思っています」

彼だけでなく結婚自体にも見切りをつけ、おひとりさまの老後を楽しむ準備が出来ているようだ。

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