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不倫は取り乱したら負け?
パートナーに不倫をされた人のつらさは、想像を絶するものだ。なぜ不倫されたのか、これからどうすればいいのかなど、悩みは尽きないからだ。しかし、悩みぬいた経験があったからこそ、得られた教訓もあるようだ。(文:林加奈)
慰謝料請求で嘘の住所「クズはどこまで行ってもクズ」
パートナーに不倫された場合、不倫相手に対して慰謝料を請求できる。しかし実際のところは、不倫という悲惨な体験を早く忘れたいために慰謝料を請求しなかったり、相手の金銭的な理由で請求できかったりするケースもあるようだ。
不倫された被害者からは、「相手にしっかりと慰謝料請求するべきだった」(30代男性)と後悔する声もある。
一方で、実際に慰謝料を請求した経験も寄せられている。40代の男性は妻に不倫され、「怒りがどうしてもおさまらなかったために、相手の男に慰謝料を請求した」という。
「請求自体は順調にいきましたが、合意書を作成して押印する時に嘘の住所を書いていたことが自分の調査でわかり、謝罪させました。クズはどこまで行ってもクズなんだと実感しました」
と、誠実さのない相手を痛烈に批判している。
「不倫された」というつらい経験に向き合いながら、慰謝料を請求するのは思いのほか労力がかかるものだ。そのような中で相手に嘘をつかれたら、怒り心頭になるのは当然だ。
「理不尽な思いもたくさんしたけど、冷静さを失わなかった」
40代の女性は夫に不倫された当時の体験を振り返る。
「過呼吸になりました。眠れず食べれない日が続き、10日で6キロやせこけました。我を忘れて狂うとはまさにこのことでした。夫への執着、怒り、軽蔑、絶望、ぐちゃぐちゃに入り乱れる感情に振り回され、消耗しきっていました」
しかし、自営業の50代の女性は「不倫は取り乱したら負け」と断言する。友人が不倫現場を見かけたことから、夫の不倫が発覚したという。
「まずは泳がせて証拠を集めようと思い、平静を装いました。ネットでGPSを買い車につけたり、SNSで相手を特定したり、独自の方法で住まいを特定。その後きちんとした写真は探偵に依頼し、調停、裁判となり慰謝料請求して離婚しました」
不倫発覚から慰謝料請求、離婚に至るまでの経緯がスムーズな印象を受けるが、この当時の女性は
「今思えばただ必死でした。理不尽な思いもたくさんしましたし、手の震えや動悸、身体のこわばりなど心身ともにボロボロになりました。不倫が発覚したらどれだけ冷静でいられるかが勝負だと思います」
と、不倫されて得られた教訓を綴っている。
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