電通が月1回の全社休業日「インプットホリデー」導入へ 「自己啓発に打ち込むことでより良いアウトプットを」
同社はこの制度の目的について、次のように説明している。
「この日はコンディションを整えたり、自己啓発に打ち込むなどして、より良いアウトプットのために自分にインプットする日とします。休むことが社員個人にとっても、その家族にとっても、顧客や当社にとってもプラスになる環境の醸成を目指します」
同社は今年4月から、「バイタリティノート」を試験導入していた。パソコンに自動で表示される質問に回答するだけで、マネージャーと本人がその日のコンディションを把握できるというものだ。
また「年間100時間以上の学びの機会」も提供する。「社員の成長こそが会社の成長の源泉である」という考えに基づき、10月から徐々に学びのプログラムを増やしていくという。
他にも「業務プロセスを見える化し、システムで一元管理」、「人事制度の見直し」等で働く環境の改善を図る。
元電通コピーライターは「フツーに家で働いてるんちゃうかな…」とツイート
2015年に新入社員の高橋まつりさんが過労自殺をして以来、同社の働き方が改善されるのか注目が集まっている。今回の施策で労働環境の見直しは実現するのだろうか。
元電通のコピーライターでコラムニストの前田将多さんは4月17日、インプットホリデーについて「フツーに家で働いてるんちゃうかな…。僕は忙しい時は、週末に雑務をしに電通行って『あー、電話もメールも来ねえからやりやすい…』と思ってたけど…」とツイートしていた。全社一斉休業にしても、働いてしまう人が多いのではないか、というのだ。。
他にもネットでは「そもそも有休取りやすい雰囲気なのかとか、他の日に仕事のしわ寄せがないかとか」といった声が出ていた。
試験してみてどーなることやら。フツーに家で働いてるんちゃうかな…。僕は忙しい時は、週末に雑務をしに電通行って「あー、電話もメールも来ねえからやりやすい…」と思ってたけど…https://t.co/Y6kby5H1ta
— 前田将多 (@monthly_shota) 2018年4月17日
まあ興味深いんだけど、そもそも有休取りやすい雰囲気なのかとか、他の日に仕事のしわ寄せがないかとか、いろいろとツッコミたくなる/
電通が「週休3日」試験 毎月1回、働き方見直し | 2018/4/16 – 共同通信 https://t.co/0uoB2w8qTP— Keiichi Kitamura (@mizuki_fujimura) 2018年4月16日