就活生に「絶対に上着を脱ぐな」と注意 「奴隷じゃあるまいし…」とウンザリの声

2016年新卒の就活が「8月選考開始」に後ろ倒されたのを受け、就活生からは早くも「暑さ対策」に悩んでいる声が聞こえる。

マイナビが運営する就活準備サイト「就活スタイル」では、就活生からこんな質問が寄せられている。ある企業の採用試験に挑むにあたり、学校の就職担当からこんな注意を受けたのだそうだ。

「(採用試験の会場では)暑くても絶対に上着を脱ぐな」
「腕まくりをするな」
「クレペリン検査中にネクタイを緩めるな」

人事担当者は旧態依然「上着やネクタイは持ち歩け」

「奴隷じゃあるまいし…」

「奴隷じゃあるまいし…」

クレペリン検査とは、一定時間内に一桁の足し算をどれだけの回数・精度で行えるかを測るもの。対面コミュニケーションとはまったく関係ない能力を測るものであり、「ネクゆる」くらい何の問題もないと思えるのだが…。

しかし記事では、学校の就職担当から「3つの注意をやぶったら絶対に落とされる」と強く言われたという。就活生は「企業側は本当に落とすと思いますか?」と疑問を持っている。

この疑問に対し、回答者は「マナーはマナーですから、就職担当からの教え通りの行動が望ましいでしょう」と答えている。その理由は、その企業の人事担当が「過去にそういうことがあった」と就職担当に話し、それを就活生に伝えているかもしれないから、だそうだ。

確かに営業職など、暑くてもスーツ・ネクタイ着用を要求される習慣はまだ存在する。冒頭の就活生が志望している企業は、そうした傾向が強かったのだろうか。

2015年1月にマイナビが企業の人事担当者200人を対象に実施したアンケートでも、「上着やネクタイは持ち歩いた方がいい」という傾向が見られたそうだ。暑くて着ていられなくても、いつでも着られるようにしておく姿勢が大事なようだ。

腕まくりして内定得た人「楽に行くことが大切ね」

しかし、こうした要求にネット上の声は厳しい。特に「絶対に上着を脱ぐな」という要求に関しては、「奴隷じゃあるまいし…」との声が多い。

「その会社は絶対に入社してはダメな会社」
「上着脱ぐのNGって会社あったら逆に採用されたくない」
「自由にしとったらいいんじゃ 暑いと思ったら上着なんて着なくても大丈夫」
「暑けりゃ上着位脱ぐでしょ普通。やせ我慢して体調不良起こして面接取りやめのがよっぽど迷惑かけますけど」

中には経験談として、実際に試験中に「腕まくりした」という人も。面接では上着を脱いで受験したが問題はなく、「結果最終合格で内定貰った。楽に行くことが大切ね」といったアドバイスもあった。

就活生にはただでさえ無言の圧力がかかり、サイトやメールなどで「クールビズOK」と書いてあっても疑心暗鬼になった就活生の「大半がスーツで来てしまう」という実態もある。「服装だけで損をしたくないから、無難にスーツで」という気持ちも、確かに分かる。

だが今年の就活は、夏が「佳境」といえる。就活生に配慮して、企業側も説明会など事前から、積極的にクールビズを推奨するなどの対応をしてもいいのではないだろうか。

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