実家が裕福だと大人になってからも恩恵を受けられる。しかし、自分自身も稼いでいないと、居心地が悪いこともあるようだ。
広島県の40代女性の父方は代々医者の家系、母方も資産家で政令指定都市の一等地に土地を持っている。その傍ら、観光客向けに自営業もしており、「資産総額は1億円以上だと思う。お金を理由にやりたいことを諦めたことがない」を綴る。
「『お金のことは考えなくていいから、好きなことをしなさい』と背中を押してもらえたのは、本当にありがたかったです。ただ、『やりたい事が見つかっていなかったら、どうなっていただろう』と思うことがあります」
とこぼす。
「死ぬまで働かなくても大丈夫なくらいのお金は用意してあるからね」
現在、マスコミ系の企業で働いており、年収は250万円。両親からは「死ぬまで働かなくても大丈夫なくらいのお金は用意してあるからね」と言われており、「どこかで人生の方向を間違っていたら、引きこもりのニートになってたかもしれない」とコメントしている。
実家にはお中元やお歳暮もたくさん来るため、「好きな物を持って帰りなさいと言われる。自腹では絶対買えないものをもらえるので、心苦しいがありがたい」と申し訳無さも感じているようだ。
自身の境遇について「親の老後を心配しなくていいのが大きい」と綴る。マスコミといえど新聞社やテレビ局などの大手企業であれば高年収も期待できるが、中には激務薄給の制作会社もある。
「『年金だけでは生活できないから』と実家に仕送りをしたり、『金銭的余裕がないから』と親の介護をしている同僚に比べると、本当に恵まれていると思う。それでも両親共に手取り月収80万円超なので、私が手取り16万円で生活しているのが不憫でならないようです」
「貯金はしておいてあげるから給料は全部使って大丈夫よ」と言われてるけど……
そのため、両親から頻繁に「それで生活できる?」と尋ねられる。女性からすればそう聞かれることはストレスだという。
「『貯金はしておいてあげるから給料は全部使って大丈夫よ』と言われると、自分の安月給が情けなくなる。でも両親は『安月給で頑張ってて偉い』『生活できないなら仕送りするから、心配せずに好きなことをしなさい』と言ってくれるので、余計につらい」
現在、家族の中で女性が一番低収入であるため、「遺産はこの子に多くあげる」と決められている。女性は、
「兄もそれを当然だと思っており『俺は親の遺産がなくても困らないから、お前が貰えばいいよ』と言ってくれるのがつらい」
と肩身の狭さを綴った。
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