離職率の高い職場で働く人の声「3か月以内に500万円売り上げないと解雇」「単純作業と薄給」 | キャリコネニュース
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離職率の高い職場で働く人の声「3か月以内に500万円売り上げないと解雇」「単純作業と薄給」

「入社1か月での離職率9割以上」という職場も

「入社1か月での離職率9割以上」という職場も

念願かなって入社した職場も、合わなければ働き続けることはできない。なかには退職者が続出する離職率の高い会社もある。企業口コミサイト「キャリコネ」には、離職率の高い職場で働いた経験のある人たちから、さまざまな口コミが寄せられている。(文:コティマム)

離職率9割「私より1ヶ月早く入った方で生き残りは2人でした」

上層部が現場の現状を把握していない、無理なノルマを強いるなどの理由から、社員が定着しない企業は多い。

「現場のリアルを無視しているので、離職率が恒常的に高い。経営者が現場に顔を出すことはほとんどなく、地方は皆無に近い。ビジョンを改善する努力も見せないので、常に欠員を補充するような求人を行なっている」(ショップスタッフ/40代後半/女性/正社員/年収400万円)
「入社1か月での離職率9割以上。私より1か月早く入った方で生き残りは2人でした。3か月以内に500万円を売り上げないと解雇される」(テレホンオペレーター/20代後半/女性/正社員/年収200万円)

ショップスタッフの正社員を退職した20代前半の男性(在籍時・年収250万円)は、退職理由について、

「『ここで働き続けて得られる物は何か』と考えた時に、何もなかった。キャリアアップにつながる要素は乏しく、単調な作業の連続。そこに薄給という要素が加わり、退職を決意しました」

と明かす。

その職場は採用人数が「毎年とんでもなく多い」そうだが、「採用数の多さは離職率の高さにそのまま直結する。自分と同じような理由で大量の同期が退職していきました」と男性は振り返る。従業員数に対して不自然なほどに採用人数の多い企業は、要注意かもしれない。

家族経営&利益追求主義「合わなければ辞める他ない」

20代後半の男性は、施工管理の派遣社員をしていたが退職した(在籍時・年収250万円)。その職場は「上層部の話を聞く限り離職率が高く、大量離職があったので慢性的な人手不足状態」だったという。男性は離職率の高い前職場の問題点について、

「家族経営で人間関係はトップダウン方式。業務内容については質問できても、人間関係や雇用内容については相談できるところがなく、自分で交渉することになる。合わなければ辞める他ない。未だ男性社会の空気感が強く、利益追求主義。建築関係なので現場では強い口調で話す人も多い。忙しいと上司がピリピリするので、顔色を伺うスキルが必要。貸与されたパソコンに退職済み社員の個人情報が残ったままになっていたりと、コンプライアンス意識が古いのではないかと感じることがあった」

と語る。

社内でのコミュニケーション、給料や待遇、コンプライアンス意識。すべては「働きやすさ」に直結する。離職率の高さを改善したい企業は、社員の意欲が保てるような「働きやすい環境」を作っていくしかない。

【参照元:キャリコネ】

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