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ブラック企業の面接でありがちなこと 「即採用決定→いつ働ける?」「血液型を聞かれた」

面接→即採用決定→で、いつから働ける?と一気に進むのがザラにある

給料や人間関係など転職活動するに至った理由は様々だろうが、少なくとも「現在の職場よりも良い環境で働きたい」という気持ちは共通しているはずだ。自分から進んでブラック企業で働きたいと思うわけがない。できれば入社前に回避したいところだ。(文:ジャッカル薗部)

ガールズちゃんねるには8月11日、転職を考えていると思われるユーザーが「入社前のブラック企業見極め方(中途採用限定)」というスレッドが立てた。スレッド開設から1日でコメントが1000件近くまで寄せられていることからも関心の高さがうかがえる。

定番の「アットホームな会社」には気をつけろ!

スレッド内には、「アットホームな会社です」「求人が何度も出されてる」をはじめ、様々なチェックポイントが寄せられている。どちらもブラック企業でよく見られる特徴だ。。

ほかにも、

「会社紹介のメールに ☆とか♪がいっぱいついてるとやばそうなイメージ(偏見)」
「待遇に社員旅行がある。なんで社員旅行が『待遇』になるんだろう?」
「給与水準が低い。例えば、都内勤務正社員なのに年収300万円台とか」

といった「こんな内容を謳う企業に注意しろ!」というアドバイスが寄せられている。

面接で本人の血液型、家族の職業を聞く無礼さ

ブラックぶりを入社前に察知する最大の好機は、面接だと訴える声が根強い。

「ブラックはどこも面接から即採用だった。面接→即採用決定→で、いつから働ける?と一気に進むのがザラにある」
「面接する人が社長だけ。 配属される?予定の部署の一番えらい人(部長とか)が同席してないと後から『欲しかったのはもっと違う人材だった。期待はずれ』と言われたりする」

このほか、「圧迫面接するような企業にはまず、まともな人はいない」や「私が以前働いたブラック企業は、面接で血液型、夫の職業聞かれました!」など面接に関するコメントが続々と寄せられていた。

本人の出身地や家族の職業などについては採用面接で聞いてはならないこととされている。(参考:採用選考時に配慮すべき事項 厚生労働省 )そこを無視して踏み込んでくる会社には不信感を抱いても無理はない。

とある人物は、中途採用でリモート面接を受けた時のことを振り返る。面接開始時に接続がうまくいかずまごついてしまったところ、採用担当者の女性から「乱暴な暴言みたいな」言葉が出た。おそらく、回線が繋がっていないと油断したのだろう。しかし実際には発言は丸聞こえだった。その後回線がしっかりと繋がった瞬間に採用担当者の態度が変わったという。「採用もらったけど辞退しました」と呆れ気味に書いている。

結果が出ていないのに「何帰ってんの??」って感じだよね

最後に筆者の体験も書いてみる。20代半ばの時、とある企業に営業職の転職面接に行った際、廊下ですれ違った男性社員の目が死んでいて、挨拶をしても返事はなく、筆者は嫌な予感がした。

警戒心を抱きながら面接の部屋に入ると社長と営業部長の男性が2人いたが、両者ともに見た目がいかつかったことから、丁寧な言葉を使われても圧を感じてしまった。しかし圧迫面接はなく、質問内容にも違和感はなかった。

だが先ほどの従業員の様子が気になって労働環境や残業について質問したところ、2人の顔が曇り、筆者を睨みつけるような目つきに変わった。営業部長の男性は、鼻で笑う感じでこう言い放った。

「仕事が終わっていないのに帰る人っているよね。結果が出ていないのに『何帰ってんの??って感じだよね』」

社長は特に発言しなかったが、営業部長の発言にうなずいて同意していた。目標が未達であれば改善する必要はあるし、時には残業することはあるだろう。だが「結果が出ない奴が帰るって何?」の一言にこの会社の考え方が詰まっていると筆者は察した。面接前、廊下ですれ違った男性社員の目が死んでいたのは、長時間労働が常態化し疲れ切っていたからなのだろう。この会社で働くことに前向きな気持ちになれなかったため、筆者はその後選考辞退の連絡を入れた。

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