嵐の中、会社の外に追い出され……「自分の身は自分で守る!」と決意したブラック企業のエピソード
ピンチのときは、人の「本性」があらわになりやすい。ブラック企業の正体も、そうかもしれない。
とある40代後半女性は「真っ昼間に台風が接近し、公共交通機関がストップしたとき」に、職場への不信感が決定的になったという。(文:okei)
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「会社にとって従業員は平等な人間でなく、自分に都合よく動かす駒にすぎない」
キャリコネニュース編集部に届いた投稿によると、女性が働いていたのは「従業員が営業3人、製造2人、技術1人、事務2人の零細事業所」だった。
「管理職にはタイムカードは無く出入り自由。9割方社内におらず、事務でさえ居場所を把握していない状態。何かことが起これば従業員各自で責任を負わねば」ならない状況だったという。
そんな職場に台風がやってきた。公共交通機関はストップしている。そこで、露骨なえこひいきが起きたのだという。
「管理職と仲の良い社員には、電話による個人交渉で、会社からタクシー代が支給され帰されました。しかし管理職とそれほど交流のない遠距離通勤者は、『交通機関が動くまで、どこかの店とかで待機したら』と嵐の中、社外に追い出される始末」だった。
女性は言われた通り時間の潰せる場所を探した。しかし「交通機関がストップするくらいなので、お店も開いていませんでした」という。結局、知り合いの家に頼み込んで、なんとか泊めてもらったそうだ。
「これで思い知ったのは、会社(管理職)にとって従業員は平等な人間でなく、自分に都合よく動かす駒にすぎないということでした」
勤め先の、いざというときの冷酷さを嫌というほど思い知った女性は、「自分の身は自分で守る!決心をするに至ったエピソードでした」と振り返っていた。
※アンケート概要
■実施期間
2019年12月19日~
■回答数
832 ※9月7日時点
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/G42CZUHP
■質問項目
・体験した「ブラック企業」エピソードを教えてください。