「残業代はなし、深夜のタクシー代を差し引くと給料が半分に」 派遣エンジニア男性の回想 | キャリコネニュース
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

「残業代はなし、深夜のタクシー代を差し引くと給料が半分に」 派遣エンジニア男性の回想

画像はイメージ

働いていれば理不尽な目に遭うこともあるが、ものには限度がある。複数回の転職経験があるという大阪府に住む40代前半の男性(エンジニア、機械・電気・電子・半導体・制御/年収600万円)が、「IT業界の特定派遣として客先に常駐していた」ときの、理不尽すぎるエピソードを語ってくれた。

特定派遣とは、派遣元の会社に常時雇用される働き方(編注:2015年に廃止)で、男性によれば正社員扱いで「会社と顧客の間で、人件費について契約されて」いたという。

「終電の時間になっても誰も帰れない」

「ある時、大手電機メーカーに常駐することになり、『定時内の作業なので、人件費は定額』として、会社間で契約されており、私の残業代も出ないことになっていました。(給与は年俸制に近いため)」

ところが、いざ勤務を開始すると、 大手電機メーカーのプロジェクトリーダー(課長クラス)からは、

「残業代が出ない我々の代わりに、残業代の出る君らに稼がせてあげているんだ!」

と、契約とはまったく違うことを言われた。しかし言い返すことはできなかったようで、「業務を早く終わらせても次から次へと割り振られ、 深夜までの残業・休日出勤が当たり前の状況に」なっていたという。

「終電の時間になっても誰も帰れない状況で、無言の圧力に負けて…… 毎日のように、タクシーで帰るようになっていました。タクシー代を差し引くと給料が、半分になっていたのは衝撃でした」

「怒りと情けなさに、すぐ辞めたかった」と語るが、「一般派遣と違い自分の会社の顔があるので、周りから文句を言われないように」と耐え、タクシーに乗って帰るのが精いっぱいだったと振り返る。

最終的には「半年ほどで運よくプロジェクトが消滅したので、引き上げることができました」という結末になった。

「契約と実態が違うということで、全員がボイコットした」

しかし、話はそれで終わらない。男性は「余談です」としてその職場で一緒に働いていた他の協力会社について次のように明かしている。

「ある日、協力会社の人が全員欠勤したので大騒ぎになりました。契約と実態が違うということで、全員がボイコットしたのでした。引継ぎも何もしておらず、その協力会社は損害賠償や裁判沙汰にされたら困るということで、ペナルティとして、無償で1か月間引継ぎしてから引き上げるということになっていました」

労働条件の不満からボイコットしたであろう協力会社の人たちも、大手企業に最後まで歯向かうことはできなかったのだろう。同様の立場だった男性は、身につまされたように当時をこう回想していた。

「引継ぎをしていた人達は隅へ追いやられ、死んだような眼をしていました。大手電機メーカーの怖さを感じた瞬間でした。そして、もう二度と、このメーカーの製品を買うことは無いと心に決めました。あれから10年経ちましたが、今でも思い出すと気持ちが重くなります」

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 有給を却下した上司に「随分と自分勝手な理論を展開してますよね?」と言い返した男性 退職届も強気で出す
  2. 「ラジオ体操は無給」始業20分前の強制参加に納得いかず、労基署へ通報した結果
  3. 上司から“あんた”呼ばわりされた男性 「私には、○○と言う名前があるんですが」と言い返したら…
  4. 固定電話を廃止してスマホで出られるようにした結果→「電源を切って電話に出ない馬鹿が続出。終わっています」と語る男性
  5. 「夫の給料が低くてイライラします。31歳で手取り20万円ボーナスなし」26歳SE女性の不満に注目集まる
  6. 最悪!上司が重要データを勝手に削除→「責任は部下」となすりつけ その正体は「会長の古い愛人」だった件【実録マンガ】
  7. どういうこと? 海外出張中に「今すぐ会社に来い!」社長から怒りの電話 まさかの理由に唖然
  8. 上司に「体調不良の理由を言え」と別室で詰められた女性、セクハラ発言に耐えて退職→その後、会社倒産で「ザマーミロ!」
  9. 「大学を出てウチですか?」面接官が履歴書を見て鼻で笑う…… 激怒した男性が本社に通報した結果は
  10. “社長の車が玄関前にある会社はダメだ“ 訪問先で偉そうに語る上司に「それ、うちの会社……」と気づいてしまった男性

アーカイブ