千葉県に住む30代後半の男性(その他/年収1000万円)が、「大手製造会社の1次選考が通り、2次選考に参加したとき」のエピソードを明かしてくれた。面接が始まって早々、「なぜ経験も専門知識も無いのにウチを受けたのか?」と質問が飛んできたため、男性は「経験・専門知識不問との募集要項を見た事、志望理由を説明」したという。
すると面接官は、既に合格した一般教養の結果に言及。こんな言葉を放ってきた。
「面接官6人がポカーンとしている中で退出してきました」
「ウチの仕事にはこの知識は意味がない。むしろこっちの方が大事。あなたここが他の分野と比べるとより低い。これは入社してどうにかなると思えない」
募集要項に経験や専門知識不問とあったのに、2次選考でケチをつけられてしまった男性。当時の胸中と直後の言動をこう綴った。
「私はこのような発言をする人が、会社のましてや面接官というポストに居る時点で、人の成長を阻害する人が当たり前にいる会社なんだな。それをとがめる人も居ない社風なんだな。とその場ですぐ理解しました」
「ですので、面接官に『有難う御座いました。御社の選考を辞退します』と告げて面接官6人がポカーンとしている中で退出してきました」
するとすぐに「怒りをにじませた表情で中堅辺の面接官がドアを開けて『選考は終わってませんから戻って下さい』」と引き止められた。しかし男性は決断を覆すことはなく
「先ほど面接していた方の話のおかしさを指摘。他の面接予定者のみなさんもいる中で『お断り』して帰ってきました」
と明かす。その後、その会社はずさんな管理で世間を騒がせる事件をたびたび起こしているという。男性は「そんなニュースを見るたびに、『あのまま何が何でも入社してやる』などと思わず本当に良かったな。と思う、中年のこの頃です」と感想を綴っている。
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