DXとは「ビジネスをアジャイルするシステム開発の内製化」のことである
DX 化成功の秘訣は「内製化」にあり!その理由を解説します!ビジネスで使える IT ネタをお届けする「ネタバース」 | 日本マイクロソフト よりこの動画で学べること
- システム開発の内製化が、これからの日本企業にいかに必要かが分かる。
こんな人におすすめ!
- DX人材を採用するように言われているが、まったく採れる気がしない人。
- DX推進担当としてツールを導入したけど、会社が変わった気がしない人。
- このままではまずいのは分かっているけど、どう変えていけば分からない人。
何よりも「ビジネスのアジャイル化」が必要
この動画ではどんなことが学べるの?
日本マイクロソフトのエバンジェリストである西脇資哲さんが、「DX化成功の秘訣は“内製化”にあり」という説明をしているよ。
YouTubeのコメントに「DXの本質の一つがこの動画に含まれていますね」とあるけど、内製化がDX成功の手段というより「内製化とはDXそのものなのではないか?」という考えになった。
YouTubeのコメントに「DXの本質の一つがこの動画に含まれていますね」とあるけど、内製化がDX成功の手段というより「内製化とはDXそのものなのではないか?」という考えになった。
つまり、どういうことなんだろう。
西脇さんは「ビジネスのアジャイルが必要」ということを強調している。これは、ソフトウェアのアジャイル開発のことじゃない。ビジネスそのものを、素早く、機敏に、柔軟に変化に対応させていかなければならない、ということ。
それは本当にそうだよね。大企業が横並びで作成している「中期経営計画」を味の素が期中で廃止していたけど、よほど大規模で普遍的なインフラ部分は別にしても、4~5年前に計画したことなんて、古くて使い物にならないし、弊害も多い。
そういうスピードとか機敏性、柔軟性をもってビジネスをするために、システム開発を外注していて間に合うのか、というのが西脇さんの指摘。これを内製化して、DevOps(デブオプス。開発担当と運用担当が連携、協力し、フレキシブルかつスピーディに開発する手法)に変えなければいけないという。
まあ日本企業は、ITは社外に丸投げという期間が長いからね。
西脇さんによると、北米は一般的に70%以上のIT技術者が事業会社に属しているけど、日本は全くその逆で3割しか社内におらず、7割はSIerやITコンサルなどの社外に属しているという。そして西脇さんは「ビジネスのアジャイルには内製化しかない」と言っている。
最も貴重な資産である人材に、最も重要な仕事をしてもらう
とはいえ、内製化しようにも、それを主導する人材は社内にいないし、採用しようにも人手不足だし、スキルや経験を持ったエンジニアはそんな会社に入るわけがないよね。
だから西脇さんは、既存の社員を戦力化するしかないと言っている。ポイントは「お客さまや業務のことが分かっている貴重な存在である社員という資産を、ビジネスロジックとUIという、会社として差別化に直結する部分に集中してサービスを作るべき」ということ。
そして、インフラであるハードウェアやOSの管理などは、世界トップクラスの技術者と膨大な投資をしているクラウドベンダー、つまりマイクロソフトに任せて、サービスを買う方がはるかに理にかなっている、というわけ(笑)。
そして、インフラであるハードウェアやOSの管理などは、世界トップクラスの技術者と膨大な投資をしているクラウドベンダー、つまりマイクロソフトに任せて、サービスを買う方がはるかに理にかなっている、というわけ(笑)。
まあ、そこはマイクロソフトに任せるかどうかは別として、確かにそうだと思う。理屈としては筋が通っているよね。
オンプレミスではなくクラウド、IaaSではなくPaas、そしてローコードツールの利用によって、企業の一番の資産である人材に投資し、会社にとって重要な仕事、すなわちアジャイルなビジネス運営をしてもらうこと。
これって、変化が激しい、かつ人手不足の事業環境でビジネスをやっていくうえでは外せないことで、これを実現していくためにはデジタル技術が欠かせない。それを実現するための経営サイクルと構築することがDXそのもの、という気がしてきたよ。
これって、変化が激しい、かつ人手不足の事業環境でビジネスをやっていくうえでは外せないことで、これを実現していくためにはデジタル技術が欠かせない。それを実現するための経営サイクルと構築することがDXそのもの、という気がしてきたよ。