目標設定は会社にとってだけでなく、個人のキャリアアップ、スキルアップにおいても必要不可欠なものだ。ところが千葉県の20代後半の女性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収400万円)は、「仕事に疲れている人」をテーマにしたアンケートに、
「誰のためにやっているのかわからない目標管理」
と回答。会社の目標設定に疲弊しているという。
「精神的にも肉体的にも疲れます」
自身の職場での目標設定から評価に至るまでの流れについて、このように説明する。
「会社の目標があり、個人の目標を立てて面談します。会社目標は大きく3つあり、そこからブレークダウンして個人の目標を記載します。面談でFB(フィードバック)をもらい書き直しを繰り返し、ようやく目標が決定。期中面談と期末の面接もあり、そのときに進捗や結果を記入してまた面談。目標に対しての成果を点数化して、そこで評価が決まります」
一般的な会社とさほど変わらないように思えるが、女性は何が不満なのだろうか。
どうやら女性が問題視しているのは、期末の面談のようだ。そこでは最初に立てた目標に対する評価に加え、「行動評価」が行われる。等級ごとに目標が決められており、それぞれの目標について自身の行動に対する評価を書いていくようだが、
「目標多すぎるし、良い評価とるには相対評価なのでなかなか高い点数は取れず、苦労してやってもあまり良い評価もらえないので精神的にも肉体的にも疲れます」
と不満を漏らす。女性の勤める会社に限らず、給与査定は相対評価であることがほとんどかもしれない。しかし目標設定から人事評価までにかかる負担が大きすぎると、何のためにやっているのかわからないと不満を言いたくなるのは女性だけではないはずだ。
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