職場は43度、熱中症で倒れたのに「暑いってだけの理由で帰るの?はぁ?」と上司に言われて退職した女性 | キャリコネニュース
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職場は43度、熱中症で倒れたのに「暑いってだけの理由で帰るの?はぁ?」と上司に言われて退職した女性

画像はイメージ

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近年の夏は異様な暑さだ。企業には、働く人の熱中症対策に気を配ってもらいたいところだが、中には従業員が倒れても全然助けてくれない職場もあるようだ。

和歌山県に住む40代後半の女性は、以前働いていた会社の労働環境が劣悪すぎて熱中症になり、最終的に退職した。(文:國伊レン)

「仕事内容は倉庫のような場所での検品作業です。そこは空調のない職場で、1日の冬の最低気温は0か1度、最高気温は10度程度 夏の最低気温は30度、最高気温は40度から43度程でした」

倒れて意識朦朧……それでも周囲は無視して仕事を続ける

冬には暖房として電気ストーブが1人1台用意されたが、400wしか使用が許されていなかった。それでも寒くて仕方ないときは800wにしていたが、上司は同情どころか女性を睨みつけてきたそうだ。

寒さはカイロなどで誤魔化せるが「夏は暑くて最悪」だったと語る。職場でクーラーがあるのは事務所のみで、事務員と上司だけが涼しい思いをしていた。倉庫で働く人々は、ときには40度超えの酷暑の中、1人1台の扇風機だけで耐えなければならず、不公平だと感じていた。

扇風機の風は、気温が上がる昼間になると熱風になるため使い物にならなくなる。そのため、女性は暑さ対策で「首にクールリング、シャツにミストをしたうえで空調服を着て経口補水液とアクエリアス、水を3リットル」などを携帯してなんとか持ちこたえてきた。

しかしついに限界が来た。

「それでも近年の酷暑には耐えきれず、とうとう仕事中に倒れてしまいました」

床に倒れて意識が朦朧としている間、人の足音が近づいてきたが、声をかけられることはなく去っていったという。倒れている人を無視するとはどういう神経なのだろう。下手したら一大事だ。

さらに、上司の対応も最悪だった。しばらくして動けるようになった女性が事務所に「気分が悪いので帰りたい」と伝えると

「暑いってだけの理由で帰るの? はぁ?」

と、信じられない言葉が返ってきた。この時の上司の態度が「退職を決意するきっかけになりました」と語っている。

熱中症のダメージで体調を崩し、何日か休まざるを得なくなった女性に対し、会社は「暑さを理由に有給を使いこんでいる」とレッテルを貼った。その後、暑さ対策として「2リットルの水6本」が支給されたそうだが、既に毎日アクエリアスと3リットルの水を持ち込んでいたため「焼け石に水です」と呆れていたそうだ。

「倒れている人をみかけても放置するような職場に耐えきれず、今年の4月に辞めました。今は自分の価値を上げるため、職業訓練をしています」

退職後、この会社が「過去に作業中に骨折するような大怪我をしても社員にお金を出さなかった」ことを知ったそう。もし熱中症で女性に後遺症が残っても何の保証もしなかったと思うと、ゾッとする。

労働環境も社内の雰囲気も最悪の会社だが、一命を取り留めただけでも幸いだったのかもしれない。今後、彼女が快適な職場で働けることを祈るばかりだ。

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