
画像はイメージ(AIで作成)
転職活動中の面接で、思いがけない異様な社風に直面し、そっと入社を辞退することがある。
投稿を寄せた埼玉県の40代男性は、30歳のときの転職活動で、営業を募集していたとある中堅引っ越し会社へ応募した。事前の電話では、駐車場の案内や使うべき階段の指示など非常に丁寧な対応だった。
「その対応や雰囲気がいいと思って、早速面接をお願いしたのですが、やっぱり営業会社だなぁ。と思ったのは当日の出来事です」
男性は、営業に力を入れる体育会系の社風を感じたようだ。(文:篠原みつき)
「一糸乱れぬ最敬礼のお辞儀をされました」
案内通り、約束の時間に2階のオフィスに入ったとたんのことだ。中にいた事務の制服を着た30人ほどの社員が、一斉に立ち上がった。
「『いらっしゃいませ!!』と、練習でもしてるのかというくらい息の合った挨拶をいただき、一糸乱れぬ最敬礼のお辞儀をされました」
男性は一瞬圧倒されつつも、「13時より面接をお願いしておりました〇〇と申します」と誰に声を掛ければいいのか分からないまま伝えた。
すると、一番近くの社員が「ご案内いたします」と社長室に通してくれた。驚くべきことに、社員たちが着席するタイミングも一斉で、なんとも統率の取れた行動だったという。
社長がニコニコ「オフィスに入った時は驚いたでしょう」
そのまま社長室で面接を実施。一通りの質疑応答を終えた後、社長はこう語りかけてきた。
「『どうですか? オフィスに入った時は驚いたでしょう。うちはね、チームワークを重視しているんですよ』と、ニコニコお話しされていたのを覚えています」
2階はオフィスと電話受付センターを兼ねているとのことだったが、男性は「あまりの統率ぶりに正直ビビりまくり、『この会社、ヤバいかも……』」と感じたという。
「それまで体育会系の営業会社でゴリゴリに鍛えられた10年を思い出し、後日、そっと辞退をお伝えしたのでした」
完璧すぎる「チームワーク」のアピールが、却って男性の入社意欲をなくしてしまったようだ。
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