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【過酷残業エピソード】「官公庁でも月180時間以上。毎朝居眠り運転して事故を起こさなかったのが奇跡」

時間外労働は月80時間が「過労死ライン」と呼ばれている。月20日出勤だと、1日4時間以上残業するとこのラインを超えることになる。

しかし残念ながら実際のところ残業80時間超の人も少なくはない。過労死ラインを超えるという人は、どのような仕事を行い、どのような心持ちで働いているのだろう。キャリコネ会員・キャリコネニュースSNSフォロワーから寄せられた中から「官公庁」に関する経験談を紹介する。

官公庁で管理・事務職として働く30代女性は、上司が病気退職して以降、人員補充がないまま働いているという。

「残業時間は最大で1か月180時間。当時は車通勤で土日含め連日深夜まで勤務しており、毎朝居眠り運転をしていました。一度も事故を起こさなかったのは奇跡だったと思います」

「毎日がだるいの連続。でも数週間経つと疲れを感じにくくなった」

「転属先でも最大1か月150時間の残業」

「転属先でも最大1か月150時間の残業」

そこまで身体を酷使しても、「その月が残業代はかろうじて片手を超える程度にしか支給されなかった」と愕然としたという。そんな過労死ラインを超える労働時間が数か月続き、彼女は体調を壊した。

「配置転換が行われましたが、転属先でも最大1か月150時間の残業を強いられました。現実は精神科に通いながらどうにか仕事に行っている状態です」

入社4年目で某官公庁のシステム開発を行う部署に配属された20代男性からも体験談が寄せられた。男性は管理をする立場だが、大規模な案件で開発者が多く、開発工程に入ると残業時間が急増するという。

「1日4時間以上残業し、休日出勤もちょくちょくありました最初は疲れがたまり、毎日がだるい日の連続でした。しかし数週間が経つと人間って怖いですよね、忙しさに慣れて疲れを感じづらくなりました」

「疲れより仕事を考えてしまう。こんなのおかしいと友人にもいわれた」

さらに「常に仕事をしてないと落ち着かなくて休日も仕事仕事と考えるようになりました」といい、残業時間はもうすぐ100時間に達するというところまで行ったようだ。

「今でも忙しい日が続いているのですが、疲れより仕事を考えてしまう日が続いています。こんなのおかしいと友人にもいわれました」

長時間労働にもかかわらず、どこか他人行儀なコメントだ。過労死ライン超え労働者の中には、どれだけ周りから「働きすぎなのでは」「大丈夫なのか」と心配されても、自分の異常さに気付かない人が多い。本人が「自分は普通」を思っている分、中々聞き入れてもらえないのも長時間労働の弊害だと言えそうだ。

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