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転職面接で「あなたの希望給与額は?」と聞かれたら、どう答えるべきか

どうやって答えるべき?

どうやって答えるべき?

転職の面接で「新しい仕事にどのくらいの給与を希望しますか?」と聞かれたら、私たちはどう答えるべきなのか。4月10日付のビジネスインサイダーに、ジャクリーン・スミスが寄稿しています。

ジャクリーンが「キャリア関連で一番差し迫った質問は何か」と読者へ問いかけたところ、「希望収入を聞かれた時にどう答えればいいか」という質問がたくさん寄せられたのだそうです。給与交渉は、米国でも気分のいいものではないようです。

一般的に採用担当者は、現状の給与額を尋ね、「どのくらいの額を希望しますか」「あなたにはどのくらいの価値があると思いますか」と聞いてきます。これに対して、あまり高い額を言って相手を驚かせてはいけませんし、低く見積もられたくもないでしょう。

ビジネス書「あなたの職場の暴君を飼いならす法」の著者で、職場研究家のリン・テイラー氏は、この質問にどう答えるべきかを考察して、いくつかのヒントを与えています。

■特定の数値ではなく、範囲で答えよ
そうすれば、交渉次第で最高額を得られる可能性もあります。事前に自分が受け入れられる最低額も考えておきましょう。

■リサーチを使え
もし「私には○○の価値がある」と言いにくい場合には、「私の調査では、私ぐらいの経験を持つ人の給与範囲はこのくらいです」と言うと、より客観的に話すことができます。

■正直に
将来の給与額を上げるために、現在の給与額を吊り上げてはいけません。嘘はバレます。

■全体的な報酬の観点から考えよ
具体的な数字を挙げる前に、ボーナスや株のオプション、教育費の補助、有給休暇、交通費、医療保険、社用車の使用の可否など、全体的な報酬についても知っておきましょう。

■道理をわきまえろ
不当な要求はしないことです。もし高額の報酬を提案するなら、その理由を説明できるように準備しておいてください。たとえば現職の給与が相場以下だったのであれば、給与凍結や人員削減があったことなどを話し、経済状況を改善するための転職であることを説明してください。

■相手の表情を見て、簡単にあきらめるな
もし十分に市場調査を行い、自分の要求に自信があるなら、いったん示した額を簡単に引っ込めてはいけません。後の交渉で額を下げればよいのです。

■喜んで交渉に応じることを示す
あなたの要求が雇用者の許容範囲を外れていると感じた場合には、「でもこの仕事は私にとって絶好の機会なので、給与については柔軟に考えます」と付け足してください。

■先のことを考えよ
あなたが交渉しているのは、当面の給与であることを忘れないように。将来の昇給も望めます。

■注意を払え
求職面接の多くの場合と同様、相手が心を開いて「もっと話したい」と思うような積極的傾聴(アクティブリスニング)を通じて、成功率を上げましょう。会話のニュアンスを観察して応答してください。

■給与を気にしない場合は、答えをそらせ
本当に給与額を気にしない場合や、どうしてもこの質問には答えにくい場合には「給与よりも、本当にやりがいがあり、貢献できて、自分も成長できる環境を求めています」と言ってください。

■固執しない
もしどんなに頑張っても、あなたの希望額に到達しそうにないなら、それはあなた向きの会社ではないのかもしれません。

なお、これらは欧米流の面接へのアドバイスです。日本では希望給与額の質問は省かれるのが普通ということですが、転職希望先の給与体系を前もって調べておけば、いざというときに面接で質問をすることも可能になります。(文:夢野響子)

(参照)What to say when an interviewer asks, ‘How much money do you want to make in your next job?’ (Business Insider)

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