Facebookはもう”進捗報告おじさん”ばかり 「新規事業リリースしました」「資金調達に成功しました」で埋まるタイムライン | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

Facebookはもう”進捗報告おじさん”ばかり 「新規事業リリースしました」「資金調達に成功しました」で埋まるタイムライン

かつては空港の写真とともに「いまから出張です」と報告する”エアポートおじさん”や、ネットニュースをシェアする”速報おじさん”が多く見られた。

「そんなおじさんが多かったのも2016~17年ごろまで。インスタグラムに24時間で投稿が消える『ストーリー』機能がリリースされると激減しました。おじさんたちもそういった投稿は別のSNSで行うようになりました」

また、以前は「すごいメンツで飲み会をしてきました!」と集合写真と参加者のタグ付けをする投稿も多く見られたが、コロナの影響もあり激減。そんな中で、現在タイムライン上を賑わせているのが先述の”新規事業リリースおじさん”や”目標達成おじさん”だ。

「会社で携わっているサービスのローンチや資金調達、他社との業務提携、目標PV数、ユーザー数、KPIの達成といった、自分の仕事の進捗状況をプレスリリースのように報告をする人が増えています」

「SNSの中で唯一、プレスリリースのような無機質な文章を投稿してもいいのがFacebook」

なぜこういう投稿が増えたのか。Facebookの利用者は30代以降が多く、役員クラスや経営者といった人もいる。そのため、中には「仕事以外に報告できることがない」という人も多い。

進捗報告ならツイッターでもいいはずだが、ツイッター投稿は情報自体に面白さが求められる。またすでに同業種で、自身より実績を残しているユーザーも多いため自分の実績がかすんでしまう。

「今だと『◯◯しか勝たん』など”ツイッター構文”を駆使し、独特のコンテクストを読んだ上で面白い投稿をしなければいけません。インスタはやはり写真・動画映えの世界なのでおじさんだと盛れません。グルメ投稿も写真メインのSNSのほうが相性いいのでFacebookからインスタに移りました」

一方、Facebookはツイッターのように面白さも文脈も求められず、インスタのように映えも求められない。「SNSの中で唯一、プレスリリースのような無機質な文章を投稿してもいいのがFacebook」とコメントする。

Facebookは基本的にリアルの付き合いの延長線上だ。誹謗中傷される可能性も低く、達成報告をしていたら、次会った時に「最近すごいじゃないですか」といってもらえることもある。「自分のがんばりを誰かに知ってほしい」というアウトプットの場になっているようだ。

コメント欄は「おめでとうございます!」 おじさんのユートピア状態

このような投稿がタイムラインに流れてきたらどうすべきか。

「仕事で付き合いがないなど利害関係がなければスルーしてもOKです。仕事関係の人や上司なら『いいね』を押すか、『おめでとうございます!』などとコメントしておきましょう」

加えて、「そもそも、昨今のFacebook投稿には多様性が少なくなっています」と指摘する。進捗報告おじさんの投稿のほか、「結婚・出産しました」「子どもが卒業しました」といった投稿ばかりだ。

「これらの投稿って、コメント欄をみるとどれも『おめでとうございます!』ばかりなんです。Facebookはもはや様式の決まった伝統芸能状態。報告をする人はする、しない人な何も投稿しない。”新しい振る舞い”はないため、大きな変化は起きません」

そのため、コミュニケーションが単調になり、Facebookのおもしろくなさは最終局面を迎え、この先は衰退に繋がり”オワコン”となることもあると指摘する。

「Facebookで繋がっている人は基本的に『俺のことを知っている人たち』。関係は簡単に切れず、褒めてくれる人しかいません。おじさんたちのユートピアであり、いつまでも浸っていられる適温に保たれた炭酸泉のようなものです」

新聞の広告に青汁や健康食品が多いように、メディア・SNSはユーザーとともに年をとっていく。”中高年向けのSNS”となりつつあるFacebookに居心地の良さを感じるのであれば、それは大切な居場所だといえる。

「中高年は気持ちがいいからFacebookにいます。でも、スーパー銭湯でも周りを見渡せばサウナや水風呂、電気風呂など色々なお風呂があったりしますよね。そこ以外でも楽しくしている同世代はいます。気が向いたら別の世界に入ってみるのもいいかもしれませんね」

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 「夫の給料が低くてイライラします。31歳で手取り20万円ボーナスなし」26歳SE女性の不満に注目集まる
  2. 年収1200万円でも「スーパーではまず見切り品コーナーへ」 外食はしない、家着は10年同じものという50代男性の貧乏性
  3. マッチョ男性、駅で“ぶつかりおじさん”を跳ね返す!? 「胸囲115cm、体重95㎏」ぶつかってきた相手が転落しそうになり焦る
  4. 面接官に「素人」呼ばわりされた30代男性、ピシャリと言い返す「天狗になるのもいい加減にしなさい!」
  5. 「年収1200万円の夫が800万円のレクサスを買いたいと言う。許しますか?」専業主婦からの相談に冷たい意見
  6. 「お金はいらない、免許証を返して…」財布を紛失して絶望 2歳児のおもちゃの中から現れた“まさかの光景”  
  7. 内々定を得ても「3割以上」が就活続行 27卒の3月末内々定率は58.7%に急上昇も、“即終了”しない慎重ぶり 
  8. エレベーターの「開」ボタンを押して待つのは親切の押し売り? 無視され憤る女性に「恩着せがましい」と冷ややかな声も
  9. メロンゼリーを買ったのに「メロンが嫌いだから返金しろ」まさかのクレームに店長がとった毅然とした対応
  10. 「勉強しないと将来は工事現場で赤棒振る仕事しかないで」教育ママの言葉にタクシー運転手がいった一言

アーカイブ