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「出産や子育ては昇進の妨げになる」6割の男女が実感

出産・子育ての負担

政府は2025年までに男性の育休取得率30%を目標としている。ただ現状は、子育てと仕事の両立ができる職場環境ではないという人も多い。

ワークポートは6月16日、「出産・子育てに関する制度・環境」の調査結果を発表した。調査は6月に実施し、転職希望者320人から回答を得た。

「現在の会社は出産や子育てと仕事の両立が図れる環境が整ってない」と回答した人は40.9%で、「整っている」(35.9%)を上回った。その中で、現在の制度や環境について「満足」と回答した人(計63.4%)が多数派ではあるが、改善の余地があるとした人も36.5%いる。

「男性でも保育園等の送迎や子どもの病気等での早退が無理なくできるようになれば」

職場に改善してほしいことを聞くと、

「子育てが始まると役職を降りる風潮がなくなったらいいと思う」(30代/女性/接客、販売)
「妻の妊娠、出産および子どもの成長を考慮した転勤制度があればいい」(20代/男性/研究開発)
「男性でも保育園等の送迎や子どもの病気等での早退が無理なくできるようになればいいと思う」(40代/女性/クリエイター)

といった声が挙げられた。

出産や子育てを理由に転職や退職をしたことがある人は13.4%。出産や子育ては昇進や昇格などの妨げになると思っている人は59.7%にのぼる。

出産・子育ての負担については「女性の負担が大きい」と回答した人が88.8%にのぼり、最多。「男女平等だと思う」(9.1%)、「男性の負担が大きい」(2.2%)という人は計1割程度となっている。

転職するなら出産や子育ての両立が図れる制度や環境整備に力を入れている会社に転職したいと思う人は88.8%。現状、女性のほうが不満を感じている人が多いと思われるが、男女ともに出産・子育てが両立できる環境を整備していく必要があるだろう。

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