男女平等の正しいあり方とは 「昭和的な会社の方が仕事は楽だった」と語る30代女性 | キャリコネニュース - Page 2
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男女平等の正しいあり方とは 「昭和的な会社の方が仕事は楽だった」と語る30代女性

「老舗のIT企業にいた20代の頃は『女の子だから』とさまざまな温情をかけていただきました。でも今の会社はまったくそんなことありません」と語る女性。

「会社の風土的に男性も家庭の事情を優先しやすく、だからこそ女性に振られる仕事量や責任の重さは男性と同等です。性別に関係なく、個人の資質によって残業も深夜対応も休日出勤も発生するので、正直、昭和的な考え方の会社のほうが仕事は楽でした」

完全に男女平等な環境で働く女性だからこそ、実感することがあるようで、

「月経・出産・更年期といった、女性のみが経験する事象もあるなか、男女が同じ土俵で戦うのはかなりの無茶振りだと感じています」

と本音をもらした。

「『誰しもが定時で帰れ、家事や育児も平等に担う』という考え方の社会構造があるべき」

ただし、「女に楽な仕事をさせてほしい」というのが女性の主張ではない。女性は「若くても体力には個人差があります。また、歳を取れば取るほど、その差は開いていく気さえしています」と前置きし、

「女性の社会進出の先には、『誰しもが定時で帰れ、家事や育児も平等に担う』という考え方の社会構造があるべきと強く思います」

と持論を述べる。また、昨今の”男女平等”の考え方について「女性は何かとしんどいので格別に優しくしてほしい、男性と同じだけかそれ以上の権利がほしい、と叫ぶ声のみが前に出ている気がします」と警鐘を鳴らした。

「もちろん、給料の安い理由に性別を持ち出すのは言語道断。しかし世の中には、男性並みの仕事ぶりを求められて体力的に困っている女性や、ほかの男性と同等の働きを求められて弱っている男性がいることを、頭の片隅にとどめていただきたいです」

この女性が主張するように、性別に関係なく、個人の能力や適性、価値観に合う働き方を選択できる社会こそが、本当の意味で”多様性のある社会”といえるのかもしれない。

※キャリコネニュースでは引き続き「男だから」「女だから」自分の性別がマイナスになっていると感じたことのほか「夏のボーナスいくらですか?」オンライン会議中のとんでもないエピソードなどのアンケートを募集しています。

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