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家族経営「パン屋」の罠に落ちたパートタイマー女性 「気に入らない人には冷たく、皆で悪口を…」

家族経営の罠

家族経営の罠

「家族経営」の職場はアットホームで心地よい…かと思いきや、逆に閉鎖的だったり、独自ルールが横行していたりと、従業員にとっては「働きにくい」こともある。

熊本県に住む30代女性は、そんな家族経営のパン屋について「今までいろんな仕事をしてきましたが、余裕で最高にブラック企業でした」と断言する。キャリコネニュース編集部に寄せられた声の中から、今回はこの女性のケースを紹介しよう。(文:林加奈)

人間関係がギクシャクした、閉鎖的な職場で…

女性によると、そのパン屋は「人間関係がギクシャク。仲がいい人だけで仲良くぺちゃくちゃ、気に入らない人には冷たく、言葉も悪く、常に上から」だったという。他人の悪口が囁かれることも多く、「ある人の悪口を皆で言ったり、その人の真似をしてみたり、聞いているこっちはとても不愉快でした」と振り返る。とても閉鎖的な職場になってしまっていたようだ。

悪いのは職場の雰囲気だけではない。労働ルールもいいかげんだ。時給計算が30分単位で行われるため、「出勤退勤時間前後30分未満の仕事は、タダ働き」。「時給が発生する前にタイムカードを押される人もいました」と語る。また、えこひいきも多く、週末の時給が「人によって上がる人、上がらない人がいました。もちろん私は上がらない方」だったそうだ。

辞めるきっかけは、シフトをだんだん少なくされ、ついには月の労働時間が、子どもを保育園に預けるために必要な規定時間に足りなくなってしまったこと。もともと、毎月一定時間働かなければならないということを伝え、それありきで働き始めたのに、あるときからシフトが月8日に減らされてしまったのだという。

そこで女性は「このままだと保育園を退園しなければならなくなる」と店側にあらためて伝え、シフトを入れてくれるように頼んだが、「『あなただけのシフトではない』と言われ」てしまった。そのとき「あ、辞めよう」と思ったのだと、女性は振り返った。

女性はもともと「平日限定」で働いていたが、週末も出てくれないとシフトは増やせないと言われ、土日出勤もOKと方針を変えていた。ところが土日に入っても、結局シフトは月8日のままで、一向に増やしてもらえず。「何度も話し合い、どうすれば辞めなくていいか?と頑張って模索してきたつもりでしたが、家族が大事なので辞めようと思いました」と女性は語った。

女性は4年間勤務したパン屋を退職することに。加えて、辞めるにあたって、これまで着用していた店の制服を「(勤務した)年数が長いから買取でとサラッと言われ」たという。なんとも後味の悪い終わり方だが、この女性は辞めてすぐ新しい仕事を見つけられたそうだ。「(今は)満足です。保育園の心配もせず、楽しく次の仕事も頑張れそうです」と話していた。

※アンケート概要
■実施期間
2020年11月21日~
■回答数
401※8月2日時点
(記事では、7月17日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/HF78WM9H
■質問項目
・業種・職種を教えてください
・どれくらいの期間で辞めましたか?
・辞めた理由を具体的に教えてください
・実際、辞めてみてどうですか? 満足・不満、またその理由を教えてください

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