まるで監視状態の職場で働いているのは、事務・管理の仕事をしているという30代女性。
「半年に1回、常務と個人面談があるのですが。そこでは自分の反省や次の半年への目標を述べます。その後1時間に渡り、私への『指示事項』という『直すべき所』を教えてもらいます」
この「直すべき所」が結構細かい。
「日々の歩き方。上司からの書類の受け取り方。話し方(語尾が下がる)。私の話し方は周りに悪影響を及ぼしている(と言われる)。打刻時間の徹底。『残業時間になる1分前には必ず打刻しろ、それを1分過ぎると自己管理ができていない。信頼された人間になれない』と叱責」
その他にも、「あいさつの時の頭の角度」「声の出し方」「電話を全て出ろ、ワンコールで出ろ」と細かすぎる指導だらけだ。さらに電話での話し方も「全て会話をチェックされているので、指摘が入ります」という。
常務から女性への指摘はまだまだ続く。
「社内の人間に対しても『伝えておきます』はダメ、『申し伝えます』だろ。残業時間にかかるようなら朝、昼の時間(時間外)を使うべきだ。給料と仕事内容が合っていない。前任者は15時で終わっていたから、その時間で終わらないと見合わない。これら『指示事項』ができないのであればアルバイトで十分(だと指導される)」
15時に仕事を終わらせていたという前任者は、「常務よりベテランで、好きな時間におやつや食事をして、嫌な仕事は他の人に振ることもでいたそうで、常務も口出しできなかったと周りの人から聞いています」とのこと。このような前任者と比較される女性が気の毒だ。
女性は「(常務からの)指摘を1時間に渡り聞いて、会社に迷惑しかかけていないなら辞める、いや死んでしまった方がいいのかなと思いました」と綴っていた。
こんな気持ちがよぎったときには、働く人の「こころの耳相談」に相談してみるのがいいかもしれない。
そして、こんな風に従業員を追い詰める会社とは、なるべく早く縁を切ったほうがよさそうだ。
※アンケート概要
■実施期間
2019年4月3日~
■回答数
1015 ※8月20日時点
(記事では、8月15日に寄せられた投稿を紹介)
■アンケート対象
キャリコネメルマガ会員(63万人)やキャリコネニュース読者、キャリコネニュースSNSフォロワー
■実施方法
アンケート集計ツール「クエスタント」を使用
回答ページ https://questant.jp/q/EYERWBZ9
■質問項目
・あなたが「会社を辞めよう」と思ったときのことを教えてください(当時の仕事、状況など詳細に/800字以内)