就職や転職の際に何かと気にする「学歴」。キャリコネニュースにも学歴に関するさまざまな考え方が寄せられているが、今回は明治大学卒の30代男性の意見を紹介する。(文:コティマム)
※キャリコネニュースでは学歴をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/NPGZ8QF0
「高卒の方が大企業に入れることもあるが、作業要員であることが多い」
男性は「『学歴』は大事だけど、『学校歴』はあまり関係ないのでは」と持論を語る。
「意外にも高卒の方が大企業に入れることが多かったりするが、あくまで作業要員であることが多い。その中から、さまざまな職種を経験できる総合職に昇格するのは一握りと聞きます。大卒であれば最初からその門戸が開かれているし、総合職でさまざまな職種を経験する中で、自分に向いている職種を知り、その職種でずっと働ける中途採用に応募して転職することも可能。つまり、『得意なことを仕事にできる可能性』が高い」
大卒でなくても大企業には入れるが、大卒であればさらに選択肢が広がると考える男性。「得意なことで活躍できるのはやっぱり楽しい。ただし、そういう生き方ができるのはあくまで大学で幅広い教養を学び、しっかり考える力を涵養(かんよう)してきた場合のみです」と語る。
「私が尊敬するうちの会社の役員はいわゆるFランク卒です」
大学で幅広く学び「考える力」をつけることで、さまざまな職種を経験しチャンスも広がると持論を述べる男性。「その力を学んだかどうかは、大学の偏差値に関係ないと感じます」と語る。
「ただし有名大学卒の人はそういう力がある『確率』は高いですが、いわゆるFランク卒の人でも、その中で腐らず好きなことや得意分野を伸ばせた方は、仕事ができる印象です。事実、私が尊敬するうちの会社の役員はいわゆるFランク卒です」
大学名関係なく、大学という場で「考える力」を身につける重要性を説いた男性は、結論をこう綴っている。
「つまり『学歴』は大事だけど、『学校歴』はあまり関係ないのでは」